現地4日、米サンタアニタパーク競馬場で行われたG1ブリーダーズカップフィリー＆メアターフ（3歳以上、芝10ハロン）に日本から参戦したウインマリリン（4番人気）は、後方から内を立ち回って追い込むも、先頭から1馬身余りの4着に惜敗した。

　五分の発馬を決めたウインマリリンだが、スタート直後に待ち受けるダートコースの横断地点でC.デムーロが慎重に構えると、口を割るような格好になって位置が下がり、後方3番手で1周目のゴール板前を通過。そのままコースロスを防いで最後の直線を迎え、内から馬群の中を伸びたが及ばなかった。

　レースは2番人気のウォームハートが逃げる3番人気インイタリアンの背後3番手で向正面を通過。中団で内に1番人気インスパイラル、外にモイラが並走し、その2馬身ほど後ろにウインマリリンがつけた。

　直線ではウォームハートがスムーズにインイタリアンを捕らえて押し切りを狙い、背後からウインマリリン、外からモイラが追撃。しかし、モイラを先に行かせて馬群の外に持ち出されたインスパイラルが、これらを強烈な末脚でまとめて差し切った。

　インスパイラルとウォームハートはクビ差、さらに1馬身差でモイラの順に決着。ウインマリリンはこれにハナ差及ばなかった。

（人気は日本での発売分）