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【香港ヴァーズ】ジュンコが突き抜けG1連勝、日本勢はゼッフィーロの2着が最高

2023年12月10日 16:50

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 現地10日にシャティン競馬場で行われたG1香港ヴァーズ(3歳以上、芝2400m)は、フランスから参戦したジュンコ(5番人気)が後方から大外に持ち出されて末脚を炸裂させ、馬群をこじ開けるように追撃する日本のゼッフィーロ(3番人気)に1馬身差をつけて快勝した。勝ち時計は2分30秒12(GOOD)。

 2馬身1/4差の3着に2番手を追走したアイルランドのウォームハート(2番人気)が粘り込み、さらに1/2馬身差で4番人気のジェラルディーナが入線。1番人気に推されたレーベンスティールは中団追走も伸び切れず、直線半ばから鞍上が追うのを止めて最下位(8着)でのゴールとなった。

 レースは地元のラシティブランシュが逃げ、中間点の1200mを1分18秒44の超スローペースで通過。8頭は最後方のセニョールトーバまで5馬身圏内の一団で進み、2番手にウォームハート、その背後でジェラルディーナとファイブジーパッチが並走。さらにレーベンスティール、後ろの内にゼッフィーロ、外にジュンコの隊列となった。

 第3コーナーからウォームハートが先頭を奪いかかると一気にピッチが上がり、背後からレーベンスティールとジェラルディーナが追撃。その間を割るようにゼッフィーロも末脚を伸ばしたが、大外を回ってスムーズに加速したジュンコがまとめてかわし、残り200mからウォームハートを抜き去ってゴールに飛び込んだ。

 ゼッフィーロはジュンコに馬体を並べかけるも最後の100mで突き放され2着。ジェラルディーナは粘るウォームハートを最後までかわせず4着に終わり、レーベンスティールは追撃態勢に入った直線早々に失速すると、最後はJ.モレイラ騎手も追う手を止めた。

 A.ファーブル調教師が管理するアンテロ産駒のジュンコは前走のバイエルン大賞から連勝で2度目のG1制覇としている。

※人気は日本発売分