愛2歳G1フェニックスステークス（芝6ハロン）が現地10日にカラ競馬場で行われ、2番人気のバブーシュがリトルビッグベアとの兄弟制覇を狙う1番人気ホイッスルジャケットをマークして進むと、残り1ハロンから抜け出して快勝した（1馬身1/2差）。

　5頭立てのレースはホイッスルジャケットとアリゾナブレイズ（4番人気タイ）が先頭で並び、バブーシュはホイッスルジャケットの背後で3番手を追走。残り2ハロンから進出を開始すると最後の1ハロンで抜け出し、粘るホイッスルジャケットを寄せつけなかった。さらに1馬身3/4差の3着にアリゾナブレイズが続いている。

　バブーシュはG.リヨン調教師が管理するコディアック（父デインヒル）産駒の牝馬でジャドモントの自家生産。6月14日にコーク競馬場の6ハロンでデビュー勝ち、2戦目の前走はG3アングルシーステークスで重賞初制覇、そしてフェニックスSと無傷の3連勝とした。

　英競馬メディア『racingtv.com』などによると、リヨン師はバブーシュを当面の間は6ハロンのレースに専念させ、体調に問題がなければ今後はチェヴァリーパークステークスでシーズンを終える意向とコメントしている。