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ミスターブライトサイド、豪G1カンタラSを4年連続の挑戦で初制覇

2024年11月10日 10:58

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 豪フレミントン競馬場で現地9日にG1カンタラステークス(3歳以上、芝1600m)が行われ、好発から5番手に控えたミスターブライトサイド(2番人気タイ)が直線で馬群の中から抜け出すと、大外から追い込むアンティノ(4番人気タイ)を振り切った(0.46馬身差)。

 3番枠からハナも切れそうなほどの好スタートを決めたミスターブライトサイドはラチ沿いの5番手に控えると、直線入口で先行勢の外に切り替えて馬群を割るようにスパート。残り200m付近で先頭に抜け出し、最後方から急伸するアンティノを封じた。

 さらに0.46馬身差の3着に後方2番手からアンティノと併せるように伸びたファンガール(2番人気タイ)が入線。1番人気のプライドオブジェニは逃げるも最下位の11着に沈み、レース後には鼻出血の診断を受けてオーナーにより引退が発表された。

 B,W&JD.ヘイズ調教師が管理するブルバーズ(父イルーシヴクオリティ)産駒の7歳セン馬ミスターブライトサイドは、9月のマカイビーディーヴァステークスに続く8度目のG1制覇で重賞は通算11勝目。カンタラSはG1初挑戦の2021年(4着)から1つずつ着順を上げ、4度目の挑戦でついに勝ち切った。

 W.ヘイズ師は豪競馬メディア『racing.com』に対し、この日はミスターブライトサイドに装着したブリンカーの効果が大きかったと勝因に触れ、現在は香港で活躍する父のD.ヘイズ調教師にアイデアをもらったと打ち明けている。