豪コーフィールド競馬場で現地8日に行われたG1C.F.オーアステークス（3歳以上、芝1400m）は、道中4番手キープの2番人気アナザーウィルが連覇を狙うミスターブライトサイド（1番人気）との一騎打ちを0.35馬身差で制した。

　アナザーウィルはハナも切れるほどの好発から序盤をじっくり進み、外のミスターブライトサイドに先を譲ると直後に収まってマーク。直線で抜け出したミスターブライトサイドを目標に末脚を伸ばし、ゴール前で測ったように差し切った。さらに4.75馬身離れた3着には中団からステパーティー（6番人気）が続いた。

　アナザーウィルはC.マー調教師が管理するストリートボス（父ストリートクライ）産駒の5歳セン馬でG1初制覇。昨年11月にはG2リンリスゴーステークス勝ちから挑んだG1インビテーションステークスで2着に惜敗しており、これで通算3度目の重賞制覇としている。

　豪競馬メディア『racing.com』はアナザーウィルとミスターブライトサイドの次戦はともにオールスターマイルと報じ、マー師はその後にアナザーウィルを2000mのクイーンエリザベスステークスに挑戦させるプランを明かしている。