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米G1ターフクラシックS、スピリットオブセントルイスが追い込んで混戦を断つ

2025年05月04日 13:35

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 米G1ターフクラシックステークス(4歳以上、芝9ハロン)が現地3日にチャーチルダウンズ競馬場で10頭により争われ、9番手で中間点を通過した1番人気のスピリットオブセントルイスが、2番手から押し切りを狙う8番人気メルカンテらを直線で豪快に差し切った(3/4馬身差)。

 最後方で並ぶように先頭から5馬身少々の位置を追走したスピリットオブセントルイスは、第3コーナーから外を進出するもロスが大きく後方のまま直線に。それでも直線では大外から横一線の争いに加わりゴール前で混戦を断った。

 メルカンテが道中7、8番手から内をすくって追い上げる9番人気ハイウェイロバーとの2着争いをクビ差で制し、2番人気のインテグレーションは7着に終わった。

 スピリットオブセントルイスはC.ブラウン調教師が管理するメダグリアドーロ産駒の6歳セン馬で、1月のペガサスワールドカップターフに続く2度目の重賞制覇。3月22日の前走はG2ムニスメモリアルクラシックで4着に敗れていた。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ブラウン師は「一つ驚いたことがある。彼がどれだけ遠回りしているかということさ。でも、これは過去にも見たことがある。馬は年を取ると少しスピードを失くすことがあるが、少し長い距離を走れるようになることがあるんだ。とくに芝の上ではね」と、ロスの多い追走ながら勝ち切ったスピリットオブセントルイスを称えている。