豪州の快速牝馬アスフォーラ、引退カウントダウンで試金石の一戦へ
2026年07月04日 11:53
オーストラリアの短距離路線で頭角を現し、欧州遠征でG1を3勝した快速牝馬アスフォーラ。7歳となって引退が目前に迫っている中、現地4日に英サンダウン競馬場で行われるG3コーラルチャージ(芝5ハロン)に出走する。
アスフォーラは一昨年の欧州遠征で、ロイヤルアスコット開催のG1キングチャールズ3世ステークスを制覇。昨年は英G1ナンソープステークスと仏G1アベイドロンシャン賞を勝ち、欧州最優秀スプリンターに選出された。
今年は5月から欧州で始動し、英G3パレスハウスステークス10着、英G2テンプルステークスは最下位の12着。キングチャールズ3世Sも7着だったが、ここでは勝ち馬から2馬身差と復調気配を見せていた。
H.ドワイヤー調教師は「アスコットでのレースは復調途上であることを示していた。走り自体はよかったが、残り半ハロンでスタミナが尽きてしまったのかもしれない」と語り、そこまでの凡走については「オーストラリアでの調教に近い形だったね。2回のトライアル(実戦形式の追い切り)をこなし、アスコットが実質的な初戦のようなものだったので、そこからさらに良化するはずだ」と説明した。
南半球の繁殖シーズンが迫るいま、アスフォーラの現役生活は最終章に入っており、ドワイヤー師は今後の計画を立てる前に今週末の走りを見極めたいもよう。「グッドウッド開催の直後に検疫に入ることになるため、これは純粋にスケジュールの問題。彼女に残されたチャンスは実質あと2回しかないため、あれこれ悩んでいる場合ではなかった。状態が良ければ走る。それだけのことだ」と語り、そのうえで「もし土曜(コーラルチャージ)とグッドウッド(G2キングジョージステークス)で勝てば、引退を先延ばしにして再びナンソープSに向かう可能性も出てくるかもしれない。そうなれば繁殖入りを1カ月遅らせることになる」と付け加えた。
