エネイブル
性齢 | 牝4 |
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父 | Nathaniel |
母 | Concentric |
母の父 | Sadler's Wells |
調教師 | J.ゴスデン |
昨年の凱旋門賞では早め先頭からクロスオブスターズを2馬身半差と寄せつけず、3歳牝馬にして横綱相撲の完勝を収めたエネイブル。圧巻のG1レース5連勝で文句なしの欧州年度代表馬に輝いたが、女王として君臨するはずだった今季は6月に復帰予定も調整中に故障。今季はG3を1戦しかしておらず、不動と思われていた王座を脅かされる事態となっている。
しかし、その唯一の実戦である9月8日のセプテンバーSではさすがの走りを披露した。約11カ月ぶりの復帰戦として選ばれたオールウェザーの12ハロン戦は、4頭立てながらキングジョージ2着のクリスタルオーシャンが参戦。レースも下馬評通りの一騎打ちとなったが、エネイブルは逃げて主導権を握ると直線勝負に持ち込み、食い下がるライバルを3馬身半突き放して健在をアピールした。
レース後にJ.ゴスデン調教師が80%の状態という一方で、L.デットーリ騎手は故障前と変わらない感触と手応えを得ており、順調でさえあれば完璧な姿で本番を迎えるはず。史上7頭目となる凱旋門賞連覇での復権に期待は高まるばかりだ。
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