凱旋門賞

Qatar Prix de l'Arc de Triomphe

2019/10/6(日) 23:05発走※発走日時は日本時間(暫定)

パリロンシャン競馬場

キセキ

性齢 牡5
ルーラーシップ
ブリッツフィナーレ
母の父 ディープインパクト
調教師 角居勝彦

極悪馬場での激闘を制した菊花賞から2年、キセキが久しぶりの勝利に向けて世界の最高峰へ挑む。菊花賞後は香港ヴァーズで初めての海外遠征をするも9着。そこから翌春までかみ合わないレースが続いた。しかし、秋の毎日王冠で中距離に転じると、課題の折り合いから解放されて先行策から3着に粘り込み、続く天皇賞(秋)でも3着。きっかけをつかんで臨んだジャパンカップでは、逃げてアーモンドアイの大レコードを演出し、自身も2分20秒9の快記録で2着と新たな勝負パターンをものにした。

その後は有馬記念まで秋の古馬王道を皆勤し、今季は疲労の蓄積が心配されたが、初戦の大阪杯でもクビ差の2着に粘走。菊花賞以降では最も勝利に近づいてタフネスぶりをアピールした。次戦の宝塚記念はリスグラシューにこそ完敗したものの、3着のスワーヴリチャードはじめ同期のG1ホースたちには2馬身余りの差をつけ、地力の高さを見せつけている。

凱旋門賞に向けては無事に前哨戦のフォワ賞で脚慣らしを終えることができた。4頭立ての3着という結果には物足りない印象も受けるが、少頭数の先頭で目標にされる展開は厳しいものだった。頭数が増えてマークが薄れる本番なら、強化してきた地力と堅実性で巻き返しのチャンスもあるはずだ。