凱旋門賞2020/10/4(日) 23:05発走 パリロンシャン競馬場
性齢 | 牝3 |
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父 | Galileo |
母 | Pikaboo |
母の父 | Pivotal |
調教師 | A.オブライエン |
4年連続の凱旋門賞出走、前人未到の3勝目を狙うエネイブルにとって、極めて危険な強敵が現れた。英牝馬二冠を達成したラブのパフォーマンスはまさに破壊的。3歳時におけるエネイブルとの比較で記録はすでに上回っており、英オークスではエネイブルのレコードを0秒07更新した。また、エネイブルは英オークスでG1初制覇(4戦目)だったのに対し、ラブは2歳のモイグレアスタッドS、英1000ギニーに続き英オークスでG1・3勝目。英オークスで通算8戦目と実戦経験も2倍に及んでいた。
レース内容からも強い馬に共通する学習能力が見て取れる。モイグレアスタッドSでは秘めるスピードを惜しむことなく先行して快勝する一方、続く2歳最終戦のフィリーズマイルは最後に伸びを欠き3着に敗れた。しかし、明け3歳初戦として迎えた英1000ギニーでは、序盤の後方から徐々に加速して4馬身余りの差をつけて圧勝。距離延長の英オークスは序盤に少し力んだものの、すぐに折り合って9馬身差の大楽勝を飾り、エネイブルの5馬身差を超えた。
同時期の比較でエネイブル以上の数字と内容を兼ね備えているうえ、凱旋門賞では斤量の恩恵(3kg差)もある。ブックメーカーによっては前売り1番人気の評価も受けているように打倒エネイブルの“状況証拠”はそろっており、あとは大舞台で証明するだけだ。