イントレピッドハート
性齢 | 牡3 |
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父 | Tapit |
母 | Flaming Heart |
母の父 | Touch Gold |
調教師 | T.プレッチャー |
日本のクラシック戦線でもしばしば注目されることだが、経験の浅い3歳馬同士のレースにおいて、未知の距離への対応は重要なテーマの一つ。こうした状況で攻略の拠り所とされるのが血統だ。イントレピッドハートは2月にデビューしたばかりで、前走を含めても3戦のキャリアしかない。その前走というのも重賞初挑戦のピーターパンステークスで3着に敗れており、経験、実績とも不足は否めない。
しかし、この馬に流れる血には不利を埋め合わせる可能性が秘められている。半兄のコミッショナーは2014年ベルモントSの2着馬。その内容も果敢にハナを切り、あと一完歩というゴール寸前でトーナリストにアタマ差かわされる惜敗だった。コミッショナーはベルモントS優勝馬のエーピーインディ産駒だったが、エーピーインディの孫であるタピットを父としているイントレピッドハートは配合的にも近い。そして、タピット産駒は因縁のトーナリストをはじめ、最近5年でベルモントSを3勝しているように勢いがある。
また、コミッショナーもピーターパンSでは2着に敗れ、ベルモントS挑戦時に重賞未勝利という実績的に劣った立場。それでも、本番では単勝29倍の8番人気という低評価を覆して激走した。コミッショナーも管理したT.プレッチャー調教師は2017年のタピット産駒タップリットをはじめ、ベルモントSは2006年以降に通算3勝、2着5回、3着3回と圧倒的な実績を築いており、この一戦に勝算なく挑むはずもないだろう。
イントレピッドハートの競馬データ