アメリカ競馬における下半期のハイライト、ブリーダーズカップデー。 最も勝利を収めているのは4番ゲートの3回。2021年のニックスゴー、2022年のフライトラインと、ここ最近は4番ゲートが2年連続で勝利している。次いで9番ゲートの2回。連対率、3着内率にまで広げると7番ゲート、10番ゲート、14番ゲートも好成績を収めている。 3歳馬が最も勝利しており4回。日本から参戦する3歳馬・デルマソトガケには心強いデータだ。次いで4歳と5歳が3勝ずつ挙げている。6歳以上の勝利はなく、2着・3着にも1度も入っておらず苦戦を強いられている。 過去10年はいずれも牡馬・セン馬が勝利している。牝馬は出走数自体が少なく4着以下が1回あるのみで苦戦傾向。有力馬のホワイトアバリオをはじめ今年も全て牡馬がエントリーしている。 過去10年の単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高く25%。最も人気を集めて勝ったのが昨年のフライトラインで1.4倍。単勝オッズが10倍を超えた馬の優勝はなく順当に人気馬が勝利する傾向だが、2着3着には単勝オッズ10倍以上の馬が入ることもあり、伏兵の馬にも注意が必要だ。 下記10年では地元アメリカが10勝している。他の国は苦戦傾向にあるが、日本から参戦するウシュバテソーロは日本馬初の栄冠を手にすることができるだろうか?
そのメインレースを飾るのは、ダート中距離のチャンピオン決定戦、ブリーダーズカップクラシック。今年は日本からウシュバテソーロとデルマソトガケが参戦する。
過去10年のデータより、ブリーダーズカップクラシックのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。
表2:ゲート番別成績表
ゲート番
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
1
0
0
2
8
0%
0%
20%
2
0
0
0
10
0%
0%
0%
3
0
0
2
8
0%
0%
20%
4
3
2
0
5
30%
50%
50%
5
1
0
1
8
10%
10%
20%
6
1
1
0
8
10%
20%
20%
7
1
2
2
5
10%
30%
50%
8
0
2
2
6
0%
20%
40%
9
2
1
0
4
28.6%
42.9%
42.9%
10
1
1
0
4
16.7%
33.3%
33.3%
11
0
1
0
4
0%
20%
20%
12
0
0
0
2
0%
0%
0%
13
0
0
1
1
0%
0%
50%
14
1
0
0
1
50%
50%
50%
表3:年齢別成績表
年齢
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
3歳
4
3
4
28
10.3%
17.9%
28.2%
4歳
3
6
6
22
8.1%
24.3%
40.5%
5歳
3
1
0
17
14.3%
19%
19%
6歳
0
0
0
5
0%
0%
0%
7歳以上
0
0
0
2
0%
0%
0%
表4:性別成績表
性別
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
牡馬・セン馬
10
10
10
73
9.7%
19.4%
29.1%
牝馬
0
0
0
1
0%
0%
0%
表5:単勝オッズ別成績表
勝率
連対率
3着内率
10倍未満
25%
40%
55%
10倍~29.9倍
0%
5.4%
13.5%
30~49.9倍
0%
15.4%
23.1%
50~99.9倍
0%
0%
0%
100倍以上
0%
0%
0%
表6:前走レース別成績表
ブリーダーズカップクラシックにおける成績
前走レース
1着
2着
3着
オーサムアゲインステークス(米G1)
2
4
1
トラヴァーズステークス(米G1)
2
0
1
ジョッキークラブゴールドカップ(米G1)
1
2
1
パシフィッククラシック(米G1)
1
2
0
ペンシルベニアダービー(米G2)
1
1
1
ウッドワードステークス(米G2)
1
1
1
ルーカスクラシック(米G3)
1
0
0
プリークネスステークス(米G1)
1
0
0
ペンシルベニアダービー(米G1)
0
0
2
アイリッシュチャンピオンステークス(愛G1)
0
0
1
ケルソハンデキャップ(米G2)
0
0
1
条件戦
0
0
1
過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。オーサムアゲインステークスとトラヴァーズステークスをステップにした馬が最も多く2回ずつ勝利している。他はアメリカの様々なG1、G2レースから参戦している。表7:調教国別成績表
調教国
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
アメリカ
10
10
8
61
11.2%
22.5%
31.5%
イギリス
0
0
1
2
0%
0%
33.3%
アイルランド
0
0
1
5
0%
0%
16.7%
注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。