性齢 | 牡5 |
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父 | ディープインパクト |
母 | ドバイマジェスティ |
母の父 | Essence Of Dubai |
調教師 | 藤原英昭 |
前年と同様に今年もドバイシーマクラシックで始動したシャフリヤール。連覇を狙う一戦では発馬で後手を踏んだうえ、イクイノックスの奇襲とも思える逃げに主導権をにぎられて5着の完敗に終わった。1年前は好発から3番手をキープして押し切ったのに対し、今年は直線に8番手で入り末脚も不発。それまで2400m級はG1レース4戦とも3着以内に好走していたが、結果に表れているとおりの不本意な内容に終始してしまった。
帰国後は4月末にBCターフ挑戦を表明し、札幌記念から遠征のプランが早々に発表された。しかし、再始動の札幌記念では稍重の発表以上に悪化した巧拙の分かれる馬場状態となったこともあり、11着でキャリア最悪の2桁着順に惨敗してしまった。レース後には喉頭蓋エントラップメントを発症していることも判明。ドバイからの悪い流れを引きずっているような現状だが、目標のBCターフの前に問題を発見できたのは不幸中の幸いと考えることもできる。
喉頭蓋エントラップメントはレース4日後の手術で解消しており、アメリカに出発直前の10月21日に調教をつけた福永祐一調教師も好感触を伝えている。ダービー制覇を果たした際のパートナーが太鼓判を押すなら、もはや心配は無用だろう。出遅れたドバイを除けば安定感抜群の12ハロン(2400m)で、巻き返しの準備はできていると信じたい。