性齢 | 牡5 |
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父 | Frankel |
母 | Handassa |
母の父 | Dubawi |
調教師 | J&T.ゴスデン |
この2023年は欧州の芝戦線でシャドウェルの勝負服がひと際存在感を放った。フクムがキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、アンマートはイスパーン賞、アルフスンもナッソーSを制すなど、G1だけでなく数々の重賞を勝利。そうした精鋭たちの中にあって1年を通じて活躍し、旗手を務めあげたのがモスターダフだ。
昨年は道悪の凱旋門賞で最下位に大敗したが、その後に休養して今年は2月末にアラブのネオムターフCで始動すると、7馬身差の圧勝で幸先良くシーズンに入った。続くドバイシーマクラシックではイクイノックスの4着に完敗したが、逃げるイクイノックスを番手追走で負かしにいった結果。相手が強すぎる誤算があっただけで、ポジショニング次第でより上の着順も狙えただろう。
それを証明する形になったのが帰国初戦のプリンスオブウェールズSで、最後方の6番手から4馬身突き抜ける圧勝劇。続く英インターナショナルSは日の出の勢いの3歳馬パディントンに1番人気を譲るも、つけ入る隙を与えず今度は逃げ切りと、良馬場の10ハロンで変幻自在にG1連勝を決めた。その後は英チャンピオンSを道悪により取り消し、良馬場を見込めるBCターフに目標を変更。この馬に12ハロンはやや長いが、ドバイではシャフリヤールに先着していることからも、優勝争いする力は十分にある。