性齢 | 牡3 |
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父 | Wootton Bassett |
母 | Eldacar |
母の父 | Verglas |
調教師 | R.ヴェリアン |
英ダービー制覇の大金星をゴール目前でオーギュストロダンにさらわれたキングオブスティールにとって、このBCターフは一矢報いる最後のチャンスとなりそう。ライバル陣営は今季限りでの引退を示唆しており、今回をラストランにする可能性が高い。これまで4戦の直接対決で1戦だけ先着しているが、そのキングジョージ6世&クイーンエリザベスSは自身が1着ではなく、一方で残りの3戦は全てオーギュストロダンに勝たれている。内容を伴わせた上での結果が欲しい。
英ダービーでは7か月半ぶりの実戦がハンデになった。いち早く先頭に抜け出したものの、最後の数完歩でオーギュストロダンに差し切られて惜敗。馬体が並んだ際にはひと回り大きく見えるほどの巨漢だけに、事前に1戦でもしていれば粘り切れたかもしれない。次戦ではキングエドワード7世Sを圧勝。能力を裏づけて挑んだキングジョージでは、早々に脱落するオーギュストロダンを置き去りにして3着に善戦し、両雄の間にいよいよ実力の差はなくなったかに思われた。
しかし、4度目の対戦となったアイリッシュチャンピオンSは消極的なレース運びで後塵を拝す結果に。陣営が主戦の契約解除に踏み切ると、L.デットーリ騎手を迎えた英チャンピオンSではてき面に効果を発揮し、鮮やかな追い込みでG1初制覇を飾った。名手の継続騎乗が決定している今回はひと味違うはずだ。