楕円形というよりも長方形の角を落としたような形をしており、4辺をタイトなコーナーでつないだイメージ。しかも、長辺ではなく短辺の方にゴールポストがあり、最終コーナーから決勝線までの直線はわずか約170mしかない。中山競馬場の直線(310m)に置き換えると、ちょうど上り坂が始まるあたりが最終コーナーという感じになる。
レースは左回りで行われ、コースは1周1805m。中山競馬場(内回り=1667.1m)やローカル開催の競馬場より長く、京都競馬場の内回りコース(1782.8m)が近い。最大のレースであるコックスプレートはスタンド前発走でコースを1周するが、ゲートから最初のコーナーまで約200mほどしかなく、コーナーを出てすぐの約1600m地点までは下り。その先はゴールまで上るか平坦になる。
向正面にはシュート(引き込み線)があり、1200mと3000mの発走地点が置かれる。その先の分岐点付近が1000mのスタート地点で、内に向かって襷状にカットするコースは955m戦で使用される。微妙にカーブするなど直線と呼べるような区間はあまりなく、すぐに次のコーナーを迎えるため外枠は概して不利だが、傾斜角7.5度のバンク付きでコーナリングには配慮されている。