ドバイシーマクラシック

Dubai Sheema Classic

2019/3/30(土) 25:00発走 

メイダン競馬場

日本馬挑戦の歴史

日本馬の歴史

約3年に1頭が優勝争い、日本馬にとって基軸となるレース

これまでドバイシーマクラシックには延べ20頭の日本調教馬が遠征し、3勝、2着3回、3着2回を記録。初優勝は2001年のステイゴールドで、それは同時に日本調教馬がドバイで挙げた初勝利でもあった。

「名脇役」の評価が定着していたステイゴールドだったが、この一戦では当時の世界王者ファンタスティックライトとの接戦を制し、主役を食ってみせる大熱演。脇役を返上すると、暮れには香港ヴァーズで悲願のG1制覇を成し遂げて大団円を迎えた。

2006年にはステイゴールドから数えて2頭目の参戦となったハーツクライが、逃げ切りで4馬身差の圧勝を飾る。3か月前の有馬記念でディープインパクトを完封し、真価を問われる一戦で世界に実力を証明した。その後も2010年にブエナビスタが規定斤量の超過や再三の不利を克服し、勝ち馬に3/4馬身差と迫って2着。

2013年にはジェンティルドンナがトレイルブレイザーとともに参戦。初の海外遠征の上に休み明けもあり、力みの目立つ走りで2着に敗れたが、雪辱を期して翌2014年にも再挑戦する。ひと叩きして万全の態勢で臨んだジェンティルドンナは、最大のライバルだったシリュスデゼーグルをマークしてスムーズに追走するも、直線ではラチ沿いに閉じ込められて万事休すの場面。しかし、わずかなスペースをこじ開けて末脚を爆発させ、劇的に差し切って前年の借りを返した。

この勝利を最後に日本馬は勝利を挙げられていないが、それでも2015年のワンアンドオンリーが3着、2016年もドゥラメンテ(2着)とラストインパクト(3着)が上位争いを繰り広げ、世界の強豪たちと常に互角の勝負を演じている。

馬名 性齢 着順 騎手 調教師
2018 レイデオロ 牡4 4 C.ルメール 藤沢和雄
モズカッチャン 牝4 6 C.デムーロ 鮫島一歩
サトノクラウン 牡6 7 J.モレイラ 堀宣行
2017 サウンズオブアース 牡6 6 C.ルメール 藤岡健一
2016 ドゥラメンテ 牡4 2 M.デムーロ 堀宣行
ラストインパクト 牡6 3 J.モレイラ 角居勝彦
ワンアンドオンリー 牡5 5 武豊 橋口慎介
2015 ワンアンドオンリー 牡4 3 C.デムーロ 橋口弘次郎
ハープスター 牝4 8 R.ムーア 松田博資
2014 ジェンティルドンナ 牝5 1 R.ムーア 石坂正
デニムアンドルビー 牝4 10 浜中俊 角居勝彦
2013 ジェンティルドンナ 牝4 2 岩田康誠 石坂正
トレイルブレイザー 牡6 11 武豊 池江泰寿
2011 ルーラーシップ 牡4 6 C.スミヨン 角居勝彦
2010 ブエナビスタ 牝4 2 O.ペリエ 松田博資
2007 ポップロック 牡6 6 O.ペリエ 角居勝彦
2006 ハーツクライ 牡5 1 C.ルメール 橋口弘次郎
2002 ホットシークレット セ6 7 柴田善臣 後藤由之
2001 ステイゴールド 牡7 1 武豊 池江泰郎
2000 ゴーイングスズカ 牡7 5 芹沢純一 橋田満