注目馬NOTABLE HORSE

ミスティックガイド

(Photo by Dubai Racing Club)
性齢 牡4
Ghostzapper
Music Note
母の父 A.P. Indy
調教師 M.スティッドハム

モハメド殿下の御前開催であるドバイWCデーは、当日のあらゆるレースに殿下率いるゴドルフィンの所有馬が出走するが、とりわけメインのワールドカップには不可欠。今年は地元のドバイからギフツオブゴールド、フランスからマニークール、そしてダートの本場であるアメリカからミスティックガイドの3頭が選抜された。

この中で大将格のミスティックガイドは明け3歳の昨年2月にデビュー。日程が大幅に変更された三冠路線とは別の道を行き、重賞初制覇もケンタッキーダービーと同日のG2ジムダンディSだった。しかし、そのレースでは次戦のプリークネスSで3着のジーザスチームに1馬身半差をつけている。G1初挑戦のジョッキークラブGC招待では3/4馬身差の2着に惜敗も、古馬G1路線の常連タシトゥスに1馬身余り先着し、この2戦でG1級の能力をアピールした。

それから4か月半の休養を挟んだ前走のレイザーバックHは、トップハンデで2着に6馬身差の圧勝。3着のオーウェンデールにはさらに1馬身1/4差をつけた。同馬はBCダートマイル(5着)で1着のニックスゴーから5馬身半ほど。ニックスゴーはドバイWCを回避したが、参戦していれば本命級の評価が確実の実力馬だ。ミスティックガイド自身はG1未勝利も、ジョッキークラブGC招待で2000mに適性を見せたうえ、ドバイから帰国後に秋の目標へ回復を図る時間が十分にあるため陣営も意欲的。それぞれの比較と合わせ、争覇圏にいるのは間違いないだろう。