ドバイワールドカップ2021/3/28(日) 01:50発走 メイダン競馬場
性齢 | 牡4 |
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父 | Tapiture |
母 | Golden Memories |
母の父 | Suave |
調教師 | J.ダンジェロ |
ダート王国のアメリカから参戦するヘスースチームは、通算14戦3勝に対して2着5回、3着3回という、いわゆる勝ち味に遅いタイプ。ここまで重賞未勝利だが、ダート路線の大物たちを相手に堂々たる成績を残してきた実力馬だ。重賞は昨年7月のハスケルSを皮切りに前走のペガサスWCまで計5戦し、そのうち4戦がG1レース。重賞初挑戦のハスケルSこそ4着も、当時の勝ち馬は後にケンタッキーダービーとBCクラシックを制し、年度代表馬に輝くオーセンティックだった。
その後はプリークネスSで最優秀3歳牝馬のスイススカイダイバー、BCダートマイルとペガサスWCではニックスゴーを相手に、いずれも3着以内に食い込んでいる。重賞の残り1戦はG2のジムダンディSで、今回も対戦するミスティックガイドから1馬身半差の3着。当時は3番手から早め先頭に立った所を最後方待機のミスティックガイドに差された。
その一戦を境に、中団より前に構えることが多かった戦法を、中団より後ろに控えて差す形へ転換。3歳限定の重賞で連対できなかった一方、古馬混合で相手が強化した最近2戦の重賞でニックスゴーの2着を続けているように、地力と安定感を着実に増している。このドバイWCでも持ち味を発揮できれば上位争い必至で、あとは勝利に手が届くかだろう。