ドバイワールドカップ2021/3/28(日) 01:50発走 メイダン競馬場
性齢 | セ6 |
---|---|
父 | Dubawi |
母 | Marine Bleue |
母の父 | Desert Prince |
調教師 | M.アル・メイリ |
ミリタリーローは2歳時に英国のJ.ゴスデン厩舎からデビュー。2戦してから去勢手術を受け、1年余りを休養に充てるなどなかなか軌道に乗れなかった。結局、デビューから2年ほどで6戦しかできず、4歳秋に現在のM.アル・メイリ厩舎に移籍することになったが、これが良い転機となった。
英国の芝とオールウェザーからUAEのダートへ主戦場を変えると、初戦こそダッシュがつかずに完敗したものの、距離が1600mから2000mに延びた2戦目には好スタートから徐々に下げ、長く脚を使う味な内容でリステッドに勝利。この時には8か月前のドバイWCで僅差2着のグロンコウスキーを3着に下した。それから2か月を空けて挑んだアルマクトゥームチャレンジR2ではベンバトルの2着に善戦し、続くR3では勝ち馬に5馬身半離されたものの、置かれ加減の追走からしぶとく追い上げて再び2着を確保している。
そして、10か月半の休養を経て迎えた今季は、初戦のアルマクトゥームチャレンジR1を好位差しで重賞初制覇。前年は道中で追っつけ通しというレースもあったが、マイルのスピードに対応して進化を印象づけた。前走のサウジCはミシュリフに食らいつき、最終コーナーから突き放されて力負けも、苦しい形から最後まで粘り強く走り抜いた姿が印象的。混戦になれば、その持ち味が生きることもあるだろう。