ドバイシーマクラシック

2022/3/27(日) 00:55発走 メイダン競馬場

レース傾向(STATS)

ドバイワールドカップデーで、芝中長距離路線の王者を決めるドバイシーマクラシック。出走馬レーティング及び過去10年のデータより、ドバイシーマクラシックの年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • グローリーヴェイズ

    123

  • オーソリティ

    121

  • ドバイオナー

    121

  • パイルドライヴァー

    120

  • シャフリヤール

    120

  • ユビアー

    120

  • ステラヴェローチェ

    119

  • ユーバーレーベン

    117

  • フクム

    116

  • アレンカー

    115

  • カスパー

    113

  • ドバイフューチャー

    112

  • バーガス

    110

  • ウィズアウトアファイト

    109

  • フォーザトップ

    108

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが3月23日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは日本のグローリーヴェイズで123、次いでオーソリティとドバイオナーが121となっている。日本から出走するシャフリヤールは120、ステラヴェローチェは119、ユーバーレーベンは117となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 1 1 8 0% 10% 20%
2 3 1 0 6 30% 40% 40%
3 0 0 1 9 0% 0% 10%
4 0 1 1 8 0% 10% 20%
5 0 2 0 8 0% 20% 20%
6 1 1 2 6 10% 20% 40%
7 2 1 3 4 20% 30% 60%
8 2 1 1 5 22.2% 33.3% 44.4%
9 1 1 1 5 12.5% 25.0% 37.5%
10 0 0 0 5 0% 0% 0%
11 0 0 0 3 0% 0% 0%
12 1 0 0 1 50% 50% 50%
13 0 0 0 2 0% 0% 0%
14 0 0 0 2 0% 0% 0%
15 0 1 0 0 0% 100% 100%

最も勝利回数が多いゲート番は2番ゲートで、勝率は30%。連対率、3着内率にまで広げると7番ゲートと8番ゲートが好成績を収めており、真ん中からやや内枠にかけてのゲートが相性が良さそうだ。昨年の覇者ミシュリフは9番ゲートからのスタートだった。

昨年の覇者ミシュリフ(Photo by Getty Images)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
4歳 4 3 2 27 11.1% 19.4% 25%
5歳 4 5 5 21 11.4% 25.7% 40%
6歳 2 0 3 14 10.5% 10.5% 26.3%
7歳以上 0 2 0 10 0% 16.7% 16.7%

過去10年分の年齢別の成績。4歳と5歳が4勝ずつしており、連対率、3着内率も優秀だ。日本から参戦する明け4歳のシャフリヤールにとっては好材料のデータだ。

日本から参戦するシャフリヤール(Photo by Shuhei Okada)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 7 8 64 9.2% 17.2% 26.4%
牝馬 2 3 2 8 13.3% 33.3% 46.7%

過去10年では牡馬・セン馬が8勝、牝馬は2勝を挙げている。ただし、出走頭数が牡馬・セン馬に比べて少ない割に、牝馬の勝率は高く、また連対率・3着内率も33.3%、46.7%と牡馬よりも優秀だ。2014年優勝のジェンティルドンナなど日本から参戦した牝馬の活躍は記憶に新しい。今年ユーバーレーベンもそれに続くことができるか。

日本から紅一点参戦のユーバーレーベン(Photo by Shuhei Okada)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10.0倍未満 21.1% 36.8% 57.9%
10.1~29.9倍 0% 16.7% 16.7%
30.0~49.9倍 0% 0% 0%
50.0~99.9倍 0% 0% 0%
100.0倍以上 0% 0% 0%

JRAが馬券発売を開始した2017年以降(過去4年)の単勝オッズ別成績。単勝10倍未満の馬しか勝利がない。連対率、3着内率もそれぞれ36.8%、57.9%と極めて優秀。3着までに広げてみても、29.9倍以下の馬しか入っておらず、馬券的には人気馬を素直に信頼したほうがよさそうだ。昨年2着のクロノジェネシスの単勝オッズは1.9倍だった。

昨年2着のクロノジェネシス(右)(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

ドバイシーマクラシックにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ドバイシティーオブゴールド(UAE・G2) 3 0 2
条件戦 1 1 1
ブリーダーズカップターフ(米・G1) 1 1 0
京都記念(日・G2) 1 0 1
サウジカップ 1 0 0
英セントレジャー(英・G1) 1 0 0
英チャンピオンステークス(英・G1) 1 0 0
凱旋門賞(仏・G1) 1 0 0
有馬記念(日・G1) 0 2 1
中山記念(日・G2) 0 1 2
香港カップ(香・G1) 0 1 0
香港ヴァーズ(香・G1) 0 1 0
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米・G1) 0 1 0
ジャパンカップ(日・G1) 0 1 0
モンジュー賞(仏) 0 1 0
エミールトロフィー(嘉・G1) 0 0 1
ボスポラスカップ(土・G2) 0 0 1
ナドアルシバトロフィー(UAE・G3) 0 0 1

過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同じコース・距離で行われるドバイシティーオブゴールドが3勝と最も好成績を集めている。各国の中長距離のエースが集うため他は前哨戦はまちまちだ。

ドバイシーマクラシックと相性が良いドバイシティーオブゴールドを今年優勝したフクム(Photo by Press Association)

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
イギリス 3 2 3 12 15% 25% 40%
UAE 3 0 1 15 15.8% 15.8% 21.1%
フランス 2 2 1 6 18.2% 36.4% 45.5%
日本 1 4 4 10 5.3% 26.3% 47.4%
アイルランド 1 2 0 10 7.7% 23.1% 23.1%
カタール 0 0 1 2 0% 0% 33.3%
南アフリカ 0 0 0 6 0% 0% 0%
アメリカ 0 0 0 5 0% 0% 0%
ドイツ 0 0 0 2 0% 0% 0%
香港 0 0 0 2 0% 0% 0%
オーストラリア 0 0 0 1 0% 0% 0%
バーレーン 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのがイギリスと地元UAEの3勝。有力馬の一頭ユビアーもイギリスから参戦するので要注意だ。次いでフランスの2勝となっている。日本馬も勝利回数こそ1回のものの、連対率・3着内率は非常に高く、日本馬にとっては相性の良いレースと言えるだろう。

イギリスから参戦する有力馬の一頭ユビアー(Photo by Press Association)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

注:S.ビン・スルール調教師とC.アップルビー調教師はUAEで集計。

注:2020年は中止。

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