ドバイターフ

2022/3/27(日) 00:20発走 メイダン競馬場

レース傾向(STATS)

ドバイワールドカップデーの芝1800mで行われる芝中距離王決定戦、ドバイターフ。出走馬レーティング及び過去10年のデータより、ドバイターフの年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ロードノース

    120

  • カーネルリアム

    119

  • シュネルマイスター

    119

  • サフロンビーチ

    119

  • ロードグリッターズ

    115

  • ヴァンドギャルド

    115

  • デザートファイア

    113

  • マイオベロン

    113

  • パンサラッサ

    113

  • ハロヴィアン

    112

  • モハーフェス

    112

  • アルファリ-ク

    110

  • ファイネストサウンド

    110

  • ハキーキー

    108

  • サーバスカー

    107

  • アーサマイナー

    107

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが3月23日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはイギリスのロードノースで120、次いでカーネルリアム、シュネルマイスター、サフロンビーチが119となっている。日本から出走するヴァンドギャルドは115、パンサラッサは113となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 0 1 9 0% 0% 10%
2 1 0 1 8 10% 10% 20%
3 0 2 1 7 0% 20% 30%
4 0 1 0 9 0% 10% 10%
5 2 1 1 6 20% 30% 40%
6 1 1 1 7 10% 20% 20%
7 1 1 0 8 10% 20% 20%
8 0 0 1 9 0% 0% 10%
9 2 0 1 7 20% 20% 30%
10 1 3 1 5 10% 40% 50%
11 1 1 0 7 11.1% 22.2% 22.2%
12 0 0 1 8 0% 0% 11.1%
13 0 0 2 6 0% 0% 25%
14 1 0 0 4 20% 20% 20%
15 0 0 0 4 0% 0% 0%
16 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利回数が多いゲート番は5番ゲートと9番ゲート。昨年の覇者ロードノースも9番ゲートだった。連対率、3着内率にまで広げると10番ゲートも好成績を収めている。内枠でも外枠でも勝利馬を輩出しているため、ゲートによる不利はないとみてよいだろう。

昨年優勝したロードノース(Photo by Getty Images)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
4歳 4 4 3 42 7.5% 15.1% 20.8%
5歳 3 4 5 32 6.8% 15.9% 27.3%
6歳 2 1 3 16 9.1% 13.6% 27.3%
7歳以上 1 1 0 15 5.9% 11.8% 11.8%

4歳が最も勝利数が多く4回、次いで5歳の3勝、6歳の2勝と続く。日本から参戦する4歳のシュネルマイスターにとっては心強いデータとなった。連対率、3着内率で見ても4歳~6歳が高く、馬券の中心と考えたほうが良さそうだ。

日本から参戦する4歳のシュネルマイスター(Photo by Shuhei Okada)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 7 6 8 91 6.3% 11.6% 18.8%
牝馬 3 4 3 14 12.5% 29.2% 41.7%

過去10年では牡馬・セン馬が7勝、牝馬は3勝を挙げている。連対率・3着内率に広げると牝馬の好成績が目立っており牡馬・セン馬より高い29.2%、41.7%となっている。2017年は日本から参戦した牝馬のヴィブロスがこのレースを制した。

2017年に優勝したヴィブロス(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10.0倍未満 26.7% 40% 53.3%
10.1~29.9倍 0% 14.3% 28.6%
30.0~49.9倍 0% 0% 0%
50.0~99.9倍 0% 0% 10%
100.0倍以上 0% 0% 0%

JRAが馬券発売を開始した2017年以降(過去4年)の単勝オッズ別成績。過去4年(2020年は中止)はいずれも単勝10倍未満の馬が勝利しており、連対率、3着内率もそれぞれ40%、53.3%と突出している。3着までに広げてみても、29.9倍以下の馬がほとんどだが、2019年は2着に22.5倍、3着に99.9倍の馬が入着している。人気薄の馬にも警戒だ。2019年はアーモンドアイが単勝1.2倍という圧倒的な人気に応えて優勝した。

2019年に優勝したアーモンドアイ(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

ドバイターフにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ジェベルハッタ(UAE・G1) 3 3 3
中山記念(日・G2) 3 1 0
香港マイル(香・G1) 1 1 0
ジャパンカップ(日・G1) 1 0 0
ブリーダーズカップターフ(米・G1) 1 0 0
モンジュー賞(仏) 1 0 0
バランシーン(G2) 0 2 0
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1) 0 1 0
東京新聞杯(日・G3) 0 1 0
条件戦 0 1 0
クイーンエリザベス2世ステークス(英・G1) 0 0 2
ガルフストリームパークターフハンデキャップ(米・G1) 0 0 1
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米・G1) 0 0 1
天皇賞(秋)(日・G1) 0 0 1
香港カップ(香・G1) 0 0 1
京都記念(日・G2) 0 0 1
ウィンターダービー(英・G3) 0 0 1

本番と同じ条件で行われるドジェベルハッタが3勝、連対率も3着内率も高く好成績を集めている。中山記念も同じく3勝。今年はパンサラッサがこのローテーションだが、果たしてどうなるか?他は香港マイルやジャパンカップ、ブリーダーズカップターフなど各国の主要G1をステップにしていることが多い。
※2018年は3着同着

中山記念をステップに挑むパンサラッサ(Photo by Shuhei Okada)

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
日本 4 3 2 6 26.7% 46.7% 60%
イギリス 3 2 5 25 8.6% 14.3% 28.6%
UAE 2 0 2 32 5.6% 5.6% 11.1%
フランス 1 1 1 7 10% 20% 30%
南アフリカ 0 4 0 14 0% 22.2% 22.2%
アメリカ 0 0 1 3 0% 0% 25%
アイルランド 0 0 0 7 0% 0% 0%
香港 0 0 0 4 0% 0% 0%
オーストラリア 0 0 0 2 0% 0% 0%
バーレーン 0 0 0 2 0% 0% 0%
シンガポール 0 0 0 1 0% 0% 0%
ニュージーランド 0 0 0 1 0% 0% 0%
カタール 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが日本の4勝。今年は3頭参戦するが、データ的には大いに期待してよいだろう。次に勝利を挙げているのがイギリスの3勝。フランスも1勝しているので、ヨーロッパ勢も侮れない。地元UAEも2勝しており、有力馬の一頭UAEのリアルワールドにも要注意だ。

有力馬の一頭UAEのリアルワールド(Photo by Press Association)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

注:S.ビン・スルール調教師とC.アップルビー調教師はUAEで集計。

注:2020年は中止

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