ドバイワールドカップ

2022/3/27(日) 01:30発走 メイダン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ライフイズグッド

性齢 牡4
Into Mischief
Beach Walk
母の父 Distorted Humor
調教師 T.プレッチャー

世界の一流馬が集うドバイWCデーは、開催の顔となるような大物が年ごとに存在するが、2022年の主役はライフイズグッドを置いて他にない。前走のペガサスWCはニックスゴーとの一騎打ちという下馬評だったが、終始余裕のある手応えのまま3馬身1/4差をつけて影も踏まさぬ逃げ切り。終わってみれば1強、引退戦のニックスゴーに完ぺきな形で引導を渡し、現役最強を高らかに宣言した。

5馬身3/4差で圧勝した昨秋のBCダートマイルがライフイズグッドにとって初のG1制覇だったが、素質はデビュー当時から注目を集めていた。2歳11月の初陣ではダート6.5ハロンを9馬身半差で圧勝し、ケンタッキーダービーに向けた第1回長期前売りで「その他の馬」に続く2番人気と、馬名が掲出された中で実質的な1番人気の評価を得た。2戦目の3歳初戦、シャムSでは僚馬メディーナスピリットを抑えて2連勝としたが、その相手は後にKYダービーで1位入線(失格)している。

一方、ライフイズグッドは3戦目のサンフェリペSを8馬身差で圧勝するも骨折。三冠戦が絶望になると、B.バファート調教師のスキャンダルに巻き込まれる形でT.プレッチャー厩舎へ移籍した。復帰戦では初黒星を喫したものの、続くBCダートマイルとペガサスWCこそ本来の姿。今回は初の2000mが課題とされているが、一連の戦いぶりからも簡単に乗り越えてしまいそうな雰囲気がある。