ドバイワールドカップ

2022/3/27(日) 01:30発走 メイダン競馬場

沿革HISTORY

ドバイワールドカップ(G1)
2022年3月27日 (日) 01:30[現地時間 2022年3月26日 (土) 20:30]
UAE メイダン競馬場
ダート左2000m
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55kg 南半球産3歳=牡・セン馬 54kg、牝馬52kg

賞金総額:1200万米ドル(約14億1600万円)
1着賞金:696万米ドル(約8億2128万円)
※1米ドル=118円で換算



賞金総額1200万米ドル、1着賞金696万米ドルは隣国・サウジアラビアのサウジC(総額2000万米ドル、1着1000万米ドル)に次ぐ世界2位。2019年には総額1200万ドル、1着720万米ドルの規模だったが、2020年に新型コロナウイルスのパンデミックにより開催中止になると、経済的影響により2021年の賞金総額は維持された一方、1着賞金が696万米ドルに減額された。ただし、賞金の支給対象は従来の6着から8着に拡大。また、2021年と2022年でドル建ての賞金額に変化はないが、円安進行により円換算の1着賞金は7000万円近く増えている。

その賞金規模にも表れている通り、ドバイWCはUAEの競馬を象徴するレース。1996年に創設され、日本からは当時の国内最強馬ライブリマウントが参戦した。レースは北米で連戦連勝のシガーがソウルオブザマターとの一騎打ちを制したが、シガーの招へいに成功し、結果も伴ったことがイベントの権威づけと発展の礎になったと評されている。

G1の格付けを受けたのは1998年の第3回からで、それ以降は2009年の第14回までアメリカ勢が7勝、地元のUAE勢が5勝とほぼ互角の関係。しかし、2010年にメイダン競馬場が開場してダートからオールウェザー(AW)に走路が変更されると、アメリカ勢は2013年のアニマルキングダムによる1勝のみと不振に陥り、2014年にはアメリカ調教馬の遠征がなくなる事態に。これを受けて2015年に走路がダートに戻され、再びアメリカ勢とUAE勢の2強時代に回帰している。

日本調教馬はAW施行の2011年にヴィクトワールピサが初制覇し、2着のトランセンドと共にワンツーフィニッシュ。ダートではトゥザヴィクトリー(2001年)とチュウワウィザード(2021年)の2着が最高となっている。