性齢 | 牡7 |
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父 | ロードカナロア |
母 | フレンチノワール |
母の父 | フレンチデピュティ |
調教師 | 安田隆行 |
三度目の正直を実らせ、日本に待望のタイトルを持ち帰るか。ドバイゴールデンシャヒーン(GS)では2021年に3馬身1/4差、2022年にも1馬身3/4差でそれぞれ2着。1年目は完敗の着差だったが、2年目はもう一歩という所まで前進した。しかも、2021年は施行条件がメイダン競馬場のダート1200mに定まった2015年以降の記録を1秒余りも更新するレースレコード(=トラックレコード)、2022年はそれよりも2秒余り遅い決着に対応した結果。展開や馬場状態に左右されがちな末脚一手の戦法ながら、スピード型とパワー型、どちらの馬場傾向でも結果を残し続けてきた意味は大きい。
フェブラリーSからの臨戦も3年連続となるが、ドバイGSから帰国後に東京盃、JBCスプリントと2戦し、3か月半を空けてフェブラリーS、そして遠征というローテーションは昨年と全く同じ。すでに実績があるうえ、4着(2021年)から6着(2022年)と来たフェブラリーSの着順も今年は過去最高の2着と、7歳を迎えたが衰えは微塵も感じさせない。今回も対戦するレモンポップには完敗の内容だったものの、海外遠征をはじめ日本と異なるダート、そして1200mの距離と、経験値では一枚も二枚も上回っている。1600mでの結果は度外視できるもので、逆転、そして日本調教馬にとってドバイGS初制覇のチャンスは十分にある。