ドバイゴールデンシャヒーン 2023/3/25(土) 23:25発走 メイダン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

レモンポップ

性齢 牡5
Lemon Drop Kid
Unreachable
母の父 Giant's Causeway
調教師 田中博康

2歳11月からデビュー2連勝を飾り、2戦目のカトレアSでは3着以下を10馬身離す一騎打ちの末にタケルペガサスを下したレモンポップ。UAEダービーや米三冠戦にも予備登録を済ませ、まずはカトレアS勝ちで日本からケンタッキーダービー挑戦に必要なポイント争いをリードするなど、キャリアの滑り出しは関係者の期待通りだった。しかし、脚部不安で長期休養を余儀なくされ、その間にカトレアSで下した相手はUAEダービーの4着に善戦。レモンポップの沈黙は3歳の12月まで約1年に及んだ。

復帰後は2勝クラスで2着を続けたが、3戦目で久々の白星を手にすると、破竹の4連勝でオープンの壁を突破。重賞初挑戦の武蔵野Sではゴドルフィンマイルの覇者バスラットレオンを捕らえる一方、ギルデッドミラーに強襲されて惜敗したが、次戦の根岸Sではギルデッドミラーに雪辱して待望の重賞制覇を飾った。その関係性は1400mがベターと認識させる物でもあったが、宿敵が直前回避したフェブラリーSでは、距離の不安を払しょくするように末脚を弾けさせ、ついにG1ホースの仲間入りを果たしてみせた。

今回は根岸Sから中2週でフェブラリーSを勝った後に詰まった間隔での海外遠征、初の1200mなど乗り越えるべき課題が少なくないが、持ち前のスピードを生かせそうな距離には期待もある。ゴドルフィン所有馬としてモハメド殿下の御前レースに臨む以上、勝算ありと信じたい。