性齢 | 牡4 |
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父 | キタサンブラック |
母 | シャトーブランシュ |
母の父 | キングヘイロー |
調教師 | 木村哲也 |
昨年は初戦の皐月賞からG1レースのみ4戦。伝統の八大レースに敷かれた王道を突き進み2勝、2着2回の堂々たる成績で年度代表馬に輝いた。そのイクイノックスが日本代表として注目の世界デビューを果たす。春は皐月賞でジオグリフに1馬身差、ダービーでもドウデュースにクビ差及ばず2着に惜敗したが、5か月後の天皇賞(秋)ではパンサラッサを上がり3ハロン32秒7の豪脚で差し切りG1初制覇を飾ると、有馬記念でも菊花賞2着のボルドグフーシュを2馬身半差と寄せつけずに完勝。父キタサンブラックを彷彿とさせる成長力を示し、この2023年でのさらなる進化を予感させた。
今回は初の海外遠征やナイター競馬などの課題もあるが、ダービーの連対馬が翌年のドバイシーマクラシックに参戦したケースでは、2015年ワンアンドオンリー(3着)を皮切りに2016年ドゥラメンテ(2着)、2017年レイデオロ(4着)、そして2022年のシャフリヤール(1着)と3頭が3着以内の成績を残してきた。これら4頭は全てダービー馬でもあるが、2着馬ながらわずかクビ差しかなく、その後の活躍で年度代表馬にも選出されたイクイノックスがそん色ないことは明らか。レーティング126は「ワールドベストホースランキング」の長距離カテゴリー(2101~2700m)で首位と現役最強のお墨つきも得ている。ここまで連対率100%の戦績からも、必ずや勝ち負けに持ち込んでくれるはずだ。