ドバイシーマクラシック 2023/3/26(日) 01:00発走 メイダン競馬場

レース傾向(STATS)

ドバイワールドカップデーで、芝中長距離路線の王者を決めるドバイシーマクラシック。
過去10年のデータより、ドバイシーマクラシックの出走馬レーティング、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • イクイノックス

    126

  • レベルスロマンス

    122

  • シャフリヤール

    121

  • モスターダフ

    121

  • ウエストオーバー

    119

  • ウインマリリン

    118

  • セニョールトーバ

    115

  • ボタニク

    115

  • ロシアンエンペラー

    115

  • ザグレイ

    113

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが3月23日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは日本のイクイノックスで126、次いでレベルスロマンスが122となっている。日本から出走するシャフリヤールは121、ウインマリリンは118となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 1 1 8 0% 10% 20%
2 3 0 0 7 30% 30% 30%
3 0 0 0 10 0% 0% 0%
4 0 2 0 8 0% 20% 20%
5 0 1 0 9 0% 10% 10%
6 1 1 2 6 10% 20% 40%
7 2 1 4 3 20% 30% 70%
8 2 1 1 5 22.2% 33.3% 44.4%
9 1 1 1 5 12.5% 25% 37.5%
10 0 0 1 4 0% 0% 20%
11 0 0 0 3 0% 0% 0%
12 1 1 0 0 50% 100% 100%
13 0 0 0 2 0% 0% 0%
14 0 0 0 2 0% 0% 0%
15 0 1 0 1 0% 50% 50%

最も勝利回数が多いゲート番は2番ゲートの3回。次いで7番ゲート、8番ゲートの2回。連対率、3着内率まで広げると2番ゲート、7番ゲート~9番ゲートが好成績を収めており、真ん中からやや内枠にかけてのゲートが相性が良さそうだ。昨年の覇者シャフリヤールは8番ゲートだった。

昨年の覇者シャフリヤール(Photo by Getty Images)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
4歳 4 4 2 30 10% 20% 25%
5歳 4 4 5 19 12.5% 25% 40.6%
6歳 2 0 3 14 10.5% 10.5% 26.3%
7歳以上 0 2 0 10 0% 16.7% 16.7%

4歳と5歳が4勝ずつ、次いで6歳の2勝となっている。連対率、3着内率で見ても4歳~6歳が中心となりそうだ。日本から参戦する4歳馬イクイノックスにとっては心強いデータとなった。

日本から参戦する4歳馬イクイノックス(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 7 8 65 9.1% 17% 26.1%
牝馬 2 3 2 8 13.3% 33.3% 46.7%

過去10年では牡馬・セン馬が8勝、牝馬は2勝を挙げている。ただ、出走頭数が牡馬・セン馬に比べて少ない割に、牝馬の勝率は高く、また連対率・3着内率も33.3%、46.7%と牡馬よりも優秀だ。2014年優勝のジェンティルドンナなど日本から参戦した牝馬の活躍は記憶に新しい。今年ウインマリリンもそれに続くことができるか。

日本から参戦する牝馬のウインマリリン(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 23.8% 42.9% 54.8%
10倍~29.9倍 0% 5.9% 8.8%
30~49.9倍 0% 0% 20%
50~99.9倍 0% 0% 50%
100倍以上 0% 0% 0%

過去10年の単勝オッズ別成績を見ると単勝10倍未満の馬しか勝利がない。連対率、3着内率もそれぞれ42.9%、54.8%と極めて優秀。馬券的には人気馬を素直に信頼したほうがよさそうだ。2021年に2着に入ったクロノジェネシスの単勝オッズは1.9倍だった。
※2017年以降はJRAオッズ、それ以前は現地オッズ。

2021年に2着に入ったクロノジェネシス(右)(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

ドバイシーマクラシックにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ドバイシティーオブゴールド(UAE・G2) 3 0 1
条件戦 1 2 1
ブリーダーズカップターフ(米・G1) 1 2 0
ジャパンカップ(日・G1) 1 1 0
京都記念(日・G2) 1 0 1
サウジカップ(沙・G1)※ 1 0 0
英チャンピオンステークス(英・G1) 1 0 0
凱旋門賞(仏・G1) 1 0 0
有馬記念(G1) 0 2 1
中山記念(日・G2) 0 1 2
香港カップ(香・G1) 0 1 0
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米・G1) 0 1 0
エミールトロフィー(嘉・G1)※ 0 0 1
ボスポラスカップ(土・G2)※ 0 0 1
ナドアルシバトロフィー(UAE・G3) 0 0 1
ネオムターフカップ(沙・G3) 0 0 1

※サウジカップ(沙・G1) は2020年まで国際格付けなし。

※嘉はシンガポール、土はトルコ共和国


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同じコース・距離で行われるドバイシティーオブゴールドが3勝と最も好成績を集めている。各国の中長距離のエースが集うため他は前哨戦はまちまちだ。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
イギリス 3 1 3 13 15.0% 20.80% 35.0%
日本 2 4 5 12 8.7% 26.1% 47.8%
フランス 2 2 2 5 18.2% 36.4% 54.5%
UAE 2 1 0 17 10.0% 15.0% 15.0%
アイルランド 1 2 0 10 7.7% 23.1% 23.1%
南アフリカ 0 0 0 4 0% 0% 0%
アメリカ 0 0 0 3 0% 0% 0%
カタール 0 0 0 2 0% 0% 0%
ドイツ 0 0 0 2 0% 0% 0%
香港 0 0 0 2 0% 0% 0%
サウジアラビア 0 0 0 1 0% 0% 0%
トルコ 0 0 0 1 0% 0% 0%
バーレーン 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのがイギリスの3勝。今年もイギリスのモスターダフは要注意の一頭。次いで日本、フランス、地元UAEが2勝で続く。日本馬は連対率・3着内率が高く、相性の良いレースと言えるだろう。

有力馬の一頭、イギリスのモスターダフ(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

注:S.ビン・スルール調教師とC.アップルビー調教師はUAEで集計。

注:2020年は中止。

 

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