性齢 | セ5 |
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父 | Dubawi |
母 | Minidress |
母の父 | Street Cry |
調教師 | C.アップルビー |
モハメド殿下のお膝元、ホームのドバイではゴドルフィンの青い勝負服がひと際輝いて見える。昨年のシーマクラシックではBCターフの覇者ユビアーがシャフリヤールをあと一歩まで追い詰めたが、今年の大将格を務めるレベルスロマンスも強力だ。
このメイダン競馬場では2021年にUAEダービーを圧勝し、ダート戦線を背負って立つ逸材に育つと思われた。しかし、ベルモントSを目指して米国入りするも後肢の感染症により直前で回避。明け4歳を迎えた昨年1月にようやく復帰したものの、ダービー制覇のメイダン競馬場で惨敗が続いた。その後、6月に英国で芝に初挑戦するとリステッドを完勝し、翌月にはUAEダービー以来となる重賞勝ちで完全復活。そして、2週後からドイツでベルリン大賞とオイロパ賞を制し、さらにはBCターフも豪快な末脚で完勝。G1レース3連勝で世界的な一流馬へと飛躍した。
C.アップルビー厩舎の同期生は前記のユビアーやアダイヤー(英ダービーなど)、ハリケーンレーン(愛ダービーなど)ら芝2400m路線の超一流がそろったゴドルフィンのビンテージクロップ。ドイツでG1勝ちの実績馬もトルカータータッソ(2021年)、アルピニスタ(2022年)が凱旋門賞を連覇とトレンド化しつつあり、遅れてきた大物は日本勢にとって手強い相手となりそうだ。