香港競馬のシーズン下半期における中距離王者決定戦、クイーンエリザベス2世カップ。 最も勝利数が多いのは5番ゲートの4回。次いで1番ゲートが2回となっている。連対率、3着内率にまで広げると2番ゲート、3番ゲート、4番ゲート、13番ゲートも好成績を収めている。昨年の覇者ロマンチックウォリアーは4番ゲートだった。 5歳が最も多く4勝。連対率、3着内率でも好成績を収めている。今年5歳のダノンザキッドにとっては嬉しいデータだ。次いで4歳と6歳の3勝となっている。 過去10年は牡馬・セン馬が9回勝利。唯一の牝馬による勝利は2021年のラヴズオンリーユーだ。ジェラルディーナもこの快挙に続くことができるか? 過去10年の単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高い。最も人気を集めて勝ったのが2020年のエグザルタントで1.5倍。順当に人気馬が勝利する傾向にあるようだが、単勝50~99.9倍の馬が2着3着に入ることもあり人気薄の馬にも警戒が必要だ。 最も勝利を挙げているのが地元香港で7勝。次いで日本の3勝となっている。ヨーロッパ勢の勝利はないが今年はイギリスから有力馬の一頭であるドバイオナーが参戦する。
過去10年のデータより、クイーンエリザベス2世カップの出走馬レーティング、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。
表2:ゲート番別成績表
ゲート番
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
1
2
2
2
4
20%
40%
60%
2
0
1
2
7
0%
10%
30%
3
1
1
3
5
10%
20%
50%
4
1
1
1
7
10%
20%
30%
5
4
1
0
5
40%
50%
50%
6
1
1
0
8
10%
20%
20%
7
0
1
1
8
0%
10%
20%
8
1
1
0
6
12.5%
25%
25%
9
0
1
0
5
0%
16.7%
16.7%
10
0
0
0
6
0%
0%
0%
11
0
0
0
4
0%
0%
0%
12
0
0
0
4
0%
0%
0%
13
0
0
1
2
0%
0%
33.3%
14
0
0
0
1
0%
0%
0%
表3:年齢別成績表
年齢
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
4歳
3
2
3
18
11.5%
19.2%
30.8%
5歳
4
4
4
21
12.1%
24.2%
36.4%
6歳
3
2
1
18
12.5%
20.8%
25%
7歳以上
0
2
2
15
0%
10.5%
21.1%
表4:性別成績表
性別
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
牡馬・セン馬
9
10
8
67
9.6%
20.2%
28.7%
牝馬
1
0
2
5
12.5%
12.5%
37.5%
表5:単勝オッズ別成績表
勝率
連対率
3着内率
10倍未満
20%
32.5%
45%
10倍~29.9倍
8%
20%
32%
30~49.9倍
0%
0%
0%
50~99.9倍
0%
8.3%
16.7%
100倍以上
0%
0%
0%
※2017年、2018年、2019年、2021年はJRAオッズ。それ以外は現地オッズ。表6:前走レース別成績表
クイーンエリザベス2世カップにおける成績
前走レース
1着
2着
3着
香港ダービー(香・L)
3
1
0
中山記念(日・G2)
2
1
0
プレミアプレート(香・G3)
2
0
0
香港ゴールドカップ(香・G1)
1
3
1
チェアマンズトロフィー(香・G2)
1
2
3
ドバイシーマクラシック(UAE・G1)
1
0
0
金鯱賞(日・G2)
0
1
2
ハンデ戦
0
1
1
ドバイワールドカップ(UAE・G1)
0
1
0
大阪杯(日・G1)
0
0
1
クイーンエリザベスステークス(豪・G1)
0
0
1
ドバイターフ(UAE・G1)
0
0
1
過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同じシャティン競馬場2000mで行われる香港ダービーを使った馬が最も多く3回優勝している。地元香港馬の出走が多いため、香港のレースをステップレースとして使っている馬が多い。表7:調教国別成績表
調教国
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
香港
7
8
5
51
9.9%
21.1%
28.2%
日本
3
2
3
9
17.6%
29.4%
47.1%
南アフリカ
0
0
1
4
0%
0%
20%
オーストラリア
0
0
1
2
0%
0%
33.3%
イギリス
0
0
0
2
0%
0%
0%
フランス
0
0
0
2
0%
0%
0%
UAE
0
0
0
1
0%
0%
0%
アイルランド
0
0
0
1
0%
0%
0%
注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。