香港ヴァーズ

Hong Kong Vase

2016/12/11(日)15時00分発走 ※発走日時は日本時間

シャティン競馬場

スマートレイアー

スマートレイアー
性齢 牝6
ディープインパクト
スノースタイル
母の父 ホワイトマズル
調教師 大久保龍志

スマートレイアーが香港ヴァーズに選出されたという第一報に触れ、耳を疑った競馬ファンも少なくないだろう。キャリアを振り返ればマイルか、あるいはカップが適条件と思われ、未経験の2400mは畑違いな印象を受ける。ただ、それはあくまでイメージの問題。これまでG1は6戦しているが、唯一の連対は2013年の秋華賞で、着差は勝ち馬と1馬身1/4だった。また、3年連続で挑戦したヴィクトリアマイルでは、いずれも勝ち馬から3馬身は後れている。残り2戦はエリザベス女王杯だが、昨年は上がり最速で勝ち馬に約1馬身差と迫り、着差上はG1勝利に最も近づいたことになる。

本来、距離が延びるほど着差も広がりやすくなるものだが、スマートレイアーは1600m、2000m、そして2400mと距離延長に反比例するように勝ち馬との着差を縮めてきた。しかも、前記の他に2000m以上の経験は秋華賞直後の愛知杯しかなく、当時は6着ながら3歳馬にして斤量55kgを負担し、古馬で57kgのマイネイサベル(9着)と並んで実質的にトップハンデを課されていた。これまで機会が少なかっただけで、2000m以上に適性なしとは決めつけられない。相手が強力なだけに、もちろん楽観はできないものの、2月の東京新聞杯で牡馬相手に重賞勝ちを飾るなど、6歳ながら大きな衰えも感じさせず、大駆けの可能性なきにしもあらずだ。

  日付 レース 着順 競馬場 馬場 距離
近3走 2016/10/15 府中牝馬S G3 3 東京 1800
2016/5/15 ヴィクトリアマイル G1 4 東京 1600
2016/4/9 阪神牝馬S G2 1 阪神 1600
  日付 レース 着順 競馬場 馬場 距離
主な戦績 2016/4/9 阪神牝馬S G2 1 阪神 1600
2014/4/12 阪神牝馬S G2 1 阪神 1400
2013/10/13 秋華賞 G1 2 京都 2000