香港カップ

Hong Kong Cup

2018/12/9(日) 17:35発走

シャティン競馬場

タイムワープ

タイムワープ
性齢 セ5
Archipenko
Here To Eternity
母の父 Stormy Atlantic
調教師 A.クルーズ

香港C連覇に向け、不安定な現状を打破できるか。タイムワープの課題を挙げるとするなら、この一点に尽きる。昨年の香港Cではハナを切るとスローペースに持ち込み、絶妙なタイミングの仕掛けから逃げ切ってG1初制覇。その後は2月の香港ゴールドCで緩みのないペースを押し切ってレコード勝ちと、メリハリの利いたレース内容で実力をアピールする。4月のクイーンエリザベス2世Cでは最下位に敗れたものの、最優秀中距離馬のタイトルを獲得して路線の頂点に立った。

今季はマイル戦のG2シャティントロフィーから始動して最下位の14着。しかし、次戦のG3ササレディースパースで1800mに距離を延ばすと、全弟グロリアスフォーエバーを2番手に従えたまま逃げ切り、ハンデが8kg軽い弟に貫録を示した。これで弾みをつけたと思われた矢先、前走のG2ジョッキークラブCではコースレコードで勝利したイーグルウェイの引き立て役に回ってしまい、またも最下位に沈んでいる。

昨年の香港Cを勝つ前の6戦は重賞3戦をはじめ全て3着以内と堅実だったが、それ以降の7戦では前走まで2勝、最下位4回、残り1回は10着と、浮き沈みの激しい結果を繰り返すばかり。大勢決して鞍上が流した結果もあるが、自らペースを作ってレコード勝ちした香港ゴールドCのような粘り強さが近走で見られなくなっている点は気掛かりだ。

タイムワープの競馬データ