インディチャンプ
性齢 | 牡4 |
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父 | ステイゴールド |
母 | ウィルパワー |
母の父 | キングカメハメハ |
調教師 | 音無秀孝 |
史上7頭目となる春秋マイルG1制覇の偉業を手土産に、香港マイルで一気にアジアの、いや、世界のマイル王を狙う。香港のマイル路線で異次元の強さを誇ってきたビューティージェネレーションに、綻びが見えはじめたタイミングで迎えるこの遠征を千載一遇のチャンスとしたい。かつて、安田記念とマイルチャンピオンシップの春秋マイル制覇を果たして香港マイルに臨んだモーリスは、当時の香港史上最強馬エイブルフレンドらをねじ伏せ、世界的名馬へと飛躍を遂げていった。現役世界最強マイラーとして君臨し続けるビューティージェネレーションを撃破すれば、インディチャンプの名声も揺るぎないものとなるだろう。
目下の充実ぶりは戦績にも表れている。今年初戦の東京新聞杯では出遅れをモノともせずに馬群から突き抜け、10か月前のアーリントンカップで並ぶ間もなく差し切られたタワーオブロンドンにお返しして重賞初制覇。次戦のマイラーズカップはダノンプレミアムに突き放されて完敗を喫したが、同馬にも前走のマイルチャンピオンシップで手応えの違いを見せつけて雪辱した。3歳時には自身の格上的存在だった同世代たち、それもG1級の実力馬たちに追いつき、追い越すところまで来ながら、まだ伸びしろを感じさせる現状には夢も広がる。この香港マイルを勝ってインディチャンプ時代の到来を告げるか、注目の大一番だ。