香港マイル

Hong Kong Mile

2019/12/8(日) 16:35発走※出走日時は日本時間

シャティン競馬場

ワイクク

性齢 セ4
Harbour Watch
London Plane
母の父 Danehill Dancer
調教師 J.サイズ

香港のマイル路線に君臨してきたビューティージェネレーションの印象が強烈なため、その他の馬の印象は薄れがちになってしまうが、今季だけの成績なら香港マイルの1番人気はワイククになってもいいはずだ。それくらい現在の状態は充実している。

アイルランドの名門J.オックス厩舎でデビューしたのは2歳の8月だったが、1戦だけで11か月の長期休養に入り、3歳の7月に迎えた2戦目で待望の初勝利を挙げる。すると、それを最後に香港へ移籍となり、昨年末の初戦2着後から4連勝で駒を進めた香港ダービーでは単勝1.9倍の1番人気に推された。しかし、2戦前まで1400m以下しか経験していなかったうえに、初の2000mで不利な大外14番枠。後方2番手に置かれ、猛追も及ばずフローレの2着に敗れてしまった。その後もクイーンエリザベス2世カップなどで2000mを試したものの、結果を出せないままシーズンを終えている。

今季は距離を1400mに戻して始動すると、初戦のセレブレイションカップでビューティージェネレーションに完敗を喫した。しかし、2戦目のシャティントロフィーは2着、続く前走のジョッキークラブマイルでは重賞初制覇を飾り、この2戦ともマイルでビューティージェネレーションに2馬身前後の先着を果たしている。絶対的王者に対して形勢有利は明らか。王座は手の届く所にある。