香港カップ2020/12/13(日) 17:30発走 シャティン競馬場
性齢 | 牝6 |
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父 | Galileo |
母 | Halfway To Heaven |
母の父 | Pivotal |
調教師 | A.オブライエン |
香港C連覇を狙うウインブライトをはじめ、三本の矢で臨む日本勢にとって最大の壁となるのがマジカルの存在だ。今年の香港国際競走4レースの出走予定馬の中で、レーティング最上位はスプリントのクラシックレジェンドだが、マジカルは地元のアイルランドでチャンピオンSとタタソールズゴールドCを連覇するなど、英愛でG1レース7勝と実績では他を圧倒している。昨年は英国滞在していたディアドラに3度の直接対決で先着、凱旋門賞ではキセキやブラストワンピース、フィエールマンにも先を譲らなかった。日本が誇るG1ホースをもしのぐ実力の持ち主であることは証明済みだ。
昨シーズン終了後には地元メディアなどから引退と報じられるも、年が明けると公式に現役続行が発表された。コロナ禍で始動が遅れる形になったが、8か月の休養を挟めたことはマジカルにとってむしろ幸いだったかもしれない。それというのも、昨年は半年で9戦したのに対し、今年は6月末の初戦から月1走の6戦で済んでいる。これでも並みの馬なら音をあげる稼働率だが、マジカルは昨年以降の計15戦で連逸が2戦と連戦を苦にしない。その2戦のうち完敗は昨年の凱旋門賞(5着)だけで、2走前の英チャンピオンS(3着)は進路がなく脚を余したもの。2000m(10ハロン)前後では崩れ知らずの安定感があり、今回も勝ち負け必至だろう。