注目馬NOTABLE HORSE

ビューティージェネレーション

性齢 セ9
Road To Rock
Stylish Bel
母の父 Bel Esprit
調教師 D.ヘイズ

マイル路線のみならず、近年の香港競馬界に君臨したビューティージェネレーションが、この香港マイルで栄光のキャリアに終止符を打つ可能性が高い。7歳を迎えた昨季は8戦3勝。香港マイルで3着に敗れ、G1勝ちはクイーンズシルバージュビリーCの1鞍のみと、他馬を寄せつけない姿は過去の物となった。それでも、シーズン最終戦の香港チャンピオンズマイルは頭の上げ下げでの2着惜敗など、全て3着以内の結果を残しており大きく衰えた訳ではない。チェアマンズトロフィー勝ちにより獲得賞金は史上初の1億香港ドル(約13億4300万円)を突破し、随所で存在感を発揮した。

香港マイルに向けては過去3年ともセレブレイションCから始動して4戦目というローテーションを踏襲。2017年は直前のジョッキークラブマイルが3着で残りは勝利、2018年は4連勝、2019年は初戦のみ勝利という過程だったが、今年は初戦2着から2戦目のシャティントロフィーで6着に敗れると、ジョッキークラブマイルを飛ばして香港マイルへの直行を選択した。3着圏外は2年半ぶりだけに気になるところだが、1着のゴールデンシックスティより4.5kg重いハンデを負担して3馬身1/2差、香港チャンピオンズマイルで叩き合った3着のサザンレジェンドには2.5kg与えて1馬身1/4差。ハンデ1kgで1馬身差という説に倣えば、定量戦なら逆転可能になる。渾身の仕上げで臨むであろう今回も優勝候補の1頭であることに変わりはない。