香港カップ

2021/12/12(日) 17:35発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ドバイオナー

性齢 セ4
Pride Of Dubai
Mondelice
母の父 Montjeu
調教師 W.ハガス

年度代表馬セントマークスバシリカをはじめ豊作の欧州3歳世代にあって、ドバイオナーは遅れてきた大物の相を持つ存在。デビューは2歳8月と遅くなかったものの、3戦目に初勝利を挙げるなど4戦1勝のスロースターターだった。その原因となっていたのが気性で、明け3歳のシーズン開幕前に去勢手術を受けことが奏功。レースを重ねるごとに力を発揮できるようになってきた。

今季のドバイオナーはロイヤルアスコット開催のハンデ戦(4着)で新たなスタートを切ると、7月の2戦目には叩き合いを制して勝利。アタマ差の2着に退けたフォクシーズテイルズは次戦でG3を勝つ実力馬だった。そして、次戦ではフランスの有力3歳馬が集うG2ギヨームドルナノ賞で重賞に初挑戦し、直前でG2ウジェーヌアダム賞勝ちのプリティタイガーや仏オークス2着のフィロメーヌ、仏ダービー3着のミルボッシュらを相手に快勝。さらに、凱旋門賞前日のG2ドラール賞でもドバイWC3着のマニークールらを蹴散らして3連勝と軌道に乗った。

重賞連勝の勢いをぶつけた前走の英チャンピオンSは、仏ダービー2着馬で凱旋門賞5着のシリウェイに3/4馬身届かず2着に敗れたが、ミシュリフやアダイヤーらの超一流には先着。実力は優にG1級に達しており、ここで如何なるパフォーマンスを発揮するか楽しみだ。