香港マイル

2022/12/11(日) 17:00発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

シュネルマイスター

性齢 牡4
Kingman
セリエンホルデ
母の父 Soldier Hollow
調教師 手塚貴久

マイル女王グランアレグリアがターフを去り、この2022年、完成期の4歳でマイル路線の天下取りを狙うはずだったシュネルマイスターが思わぬ足踏みを続けている。今年は4戦未勝利で2着が1回あるだけ。前走のマイルCSでは3歳馬のセリフォスに豪脚を見せつけられ、1年前には片手を掛けていた天下が遠のく状況になってしまった。3連覇が懸かる絶対王者ゴールデンシックスティらが待ち受ける香港マイルも厳しい戦いになることが予想されるが、今年の戦いを振り返るとマイル戦なら上位争いできており、復権の糸口は残されている。

中団のままひと脚も使えずに沈んだドバイターフの敗因こそ判然としないが、一つに太め残りの影響があったようだ。帰国後の安田記念は約半年前のマイルCSから10kg増まで調整。スローペースで一歩及ばなかったもののクビ差の2着に巻き返し、ドバイで生じた不安を払しょくすると同時に、あらためて地力を証明した。スプリンターズS(9着)は初の1200mや外枠もあり度外視できる。前走のマイルCSは勝負所で進路がふさがり、仕掛け遅れての5着。それでも、2着のダノンザキッドから1馬身差もなくゴールしている。マイル2戦の内容から国内最強クラスの実力を維持していることは明らかで、スムーズに道中を運べれば反撃も期待できよう。