香港マイル

2022/12/11(日) 17:00発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ゴールデンシックスティ

性齢 セ7
Medaglia D'oro
Gaudeamus
母の父 Distorted Humor
調教師 K.ルイ

今年の芝マイル・中距離戦線は欧州のバーイードが話題を独占したが、これからは本格的な稼働期に入ったゴールデンシックスティのターンに移る。グッドババ(2007年~2009年)以来となる史上2頭目の3連覇が懸かる今年の香港マイルは舞台設定も上々。あとは主役を演じ切るだけだ。

昨年の香港マイルは内枠が懸念されるも、早めに位置を上げる積極的なレース運びで馬群の中から突き抜け、4頭が参戦した日本調教馬たちに力の違いを見せつけた。しかし、香港タイ記録の17連勝に挑んだ次戦の香港スチュワーズCで落とし穴が待ち受けていた。スローペースの香港マイルよりさらに遅い流れに足元をすくわれ、何度となく負かしてきたワイククを捕らえられずにまさかの2着。続く香港ゴールドCは適距離より長い2000mや発表以上に悪化した馬場状態とはいえ、勝ち馬に5馬身余り離されての3着と絶対王者の地位が揺らぐ事態となった。

それでも、マイルに戻したチェアマンズトロフィーと香港チャンピオンズマイルを、何事もなかったかのように各2馬身差の完勝で2季連続の年度代表馬に選出。それから7か月を空けた前走のジョッキークラブマイルは、香港チャンピオンズマイルで下したカリフォルニアスパングルに次ぐ2番人気でクビ差の勝利だったが、同斤から2kg負担に変わった影響もある。最後は余裕をもってねじ伏せており、叩き2戦目の今回は良化必至だろう。