香港スプリント
2022/12/11(日) 15:50発走 シャティン競馬場
性齢 | セ4 |
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父 | Sweynesse |
母 | Madonna Mia |
母の父 | Red Clubs |
調教師 | K.マン |
次から次へと強豪が現れる香港の短距離路線にあって、最も勢いがあるのはラッキースワイネスだろう。3歳後半の今年2月9日にデビューしたばかりで、7月16日にシーズンを終えるまでに無傷の3連勝を含む7戦5勝で台頭。8月のシーズンオフを挟んで今季は9月11日に早くも始動し、初戦のハンデ戦(クラス1)では昨年の香港スプリント覇者スカイフィールドや同じくジョッキークラブスプリントの勝ち馬ラッキーパッチ、重賞の常連スーパーウェルシーらに3馬身余りの差をつける完勝で強烈に存在をアピールした。
続くG2プレミアボウルで重賞に初挑戦したが、自身よりハンデが11ポンド(約5kg)重い現役最強馬ウェリントンのマークを受けて1馬身差の2着に敗れた。ただ、その内容は12頭立ての11番枠から序盤に脚を使ってやや強引にハナを切ったもの。前走のジョッキークラブスプリントも14頭立ての11番枠と外目の枠順だったが、今度は一転して中団からの差しに回り、連覇が懸かるラッキーパッチを抑え込んで重賞初制覇を飾っている。着差(クビ)こそ小さかったものの、鞍上には内から迫る相手を確認する余裕があった。実力馬たちを相手に、前2戦のハンデ戦から別定戦に変わっての勝利は価値が大きく、逃げから差しまで自在の脚質も魅力。G1初挑戦でも勝機は十分にありそうだ。