香港スプリント

2022/12/11(日) 15:50発走 シャティン競馬場

沿革HISTORY

香港スプリント(G1)
2022年12月11日 (日) 15:50[現地時間 2022年12月11日 (日) 14:50]
香港 シャティン競馬場
芝右1200m 3歳以上
負担重量:牡・セン馬 57kg、牝馬 55.25kg(南半球産3歳は各4kg減)

賞金総額:2400万香港ドル(約4億3200万円)
1着賞金:1368万香港ドル(約2億4624万円)
※1香港ドル=18円で換算



1999年に直線1000mのリステッドとして創設され、2000年には国際G3の格付けを受けた。そうして1年ごとに昇格して4年目の2002年には早くも国際G1に昇格。2006年にコーナーのある1200mに施行条件が変更となり、これにより1600mの香港マイル、2000mの香港カップ、そして2400mの香港ヴァーズと400m刻みで行われる香港国際競走のプログラムが整った。

2002年のG1昇格以降に地元の香港勢が8連勝したのをはじめ、2021年までの20回中16勝と圧倒的な戦果を収めている。海外からの遠征馬はG1昇格前と合わせても計6勝止まり。G1昇格後に4勝しているが、そのうち3勝は日本調教馬によるもので、2012年と2013年に連覇のロードカナロア、2020年のダノンスマッシュが父子制覇を果たした。

それ以外に日本調教馬の入着実績は2014年のストレイトガール(3着)、2021年のレシステンシア(2着)のみで、調教国を問わず遠征馬は全般的に苦戦傾向。とにかく地元勢が強く、北半球産3歳馬による優勝例もない。なお、2013年のロードカナロアが2着馬につけた5馬身差は、今なお香港国際競走の全4レースにおける最大着差として記録に残っている。

G1昇格後の連覇はロードカナロアの他にサイレントウィットネス(2003、2004年)、ミスタースタニング(2017、2018年)の計3頭。セイクリッドキングダム(2007年、2009年)とエアロヴェロシティ(2014年、2016年)も2勝している。

2022年の賞金は4レースの中で昨年から唯一据え置かれ、総額2400万香港ドル(約4億3200万円)、1着賞金も1368万香港ドル(約2億4624万円)。それでも日本のスプリンターズS、高松宮記念(それぞれ総額3億6820万円、1億7000万円)より規模は大きい。