性齢 | 牡5 |
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父 | ディープインパクト |
母 | ヴェルダ |
母の父 | Observatory |
調教師 | 中内田充正 |
4月のクイーンエリザベス2世C(QE2C)に続いて2度目の香港遠征に打って出るプログノーシス。当時は地元の雄ロマンチックウォリアーに2馬身差をつけられて2着に完敗したが、それだけに今回のテーマも明白だ。打倒ロマンチックウォリアー──2馬身差を如何にして逆転するかということになる。
QE2Cから帰国後は札幌記念から再始動。いつものようにゲートは遅かったが、稍重の発表以上に悪化した馬場状態を問題にしない行きっぷりで押し上げていくと、直線では4馬身突き抜ける圧勝を収めた。しかし、一段の成長を印象づけて挑んだ前走の天皇賞(秋)では3着。イクイノックスが先行勢を一掃する展開は後方待機のプログノーシスに味方したが、ジャスティンパレスとの追いくらべに後れを取り、終わってみれば春秋の天皇賞馬に力負けの格好となった。
金鯱賞、札幌記念とG2で1ランク上の勝ち方をできる一方、QE2Cと天皇賞では明確な差をつけられており、現状はG1の壁に当たっている印象もあるが、QE2C時に初コンビのZ.パートン騎手はスローペースの影響で加速に手間取ったと振り返っている。今回は全6勝を挙げている川田将雅騎手との再挑戦で持ち味を発揮できるはず。相手関係もより強力で厳しいペースになる可能性が高く、ロマンチックウォリアーとの2馬身差を逆転するチャンスもあるだろう。