性齢 | 牡4 |
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父 | ハービンジャー |
母 | レネットグルーヴ |
母の父 | キングカメハメハ |
調教師 | 田中博康 |
この香港CでG1初挑戦を迎えるローシャムパーク。デビューは2歳9月と比較的早かったが、明け3歳の2月に3戦目で勝ち上がるまで5か月を要した。体質の弱さで使い込めない課題を抱えており、それは今もって解消できていない。ただ、そうした状態でも大事に使われて着実に素質を伸ばしてきた。
昨年9月にはセントライト記念で重賞に初挑戦。ガイアフォースとアスクビクターモアには完敗したが、5か月の休養明けながら3着に善戦すると、間隔を開けつつ迎えた今春に飛躍の時を迎える。5月のむらさき賞では馬群の中から突き抜けてオープン入りを果たし、続く函館記念は2馬身の着差以上の余裕で重賞初制覇。さらに、前走のオールカマーではタイトルホルダーをねじ伏せる一方、1年前に完敗したガイアフォースも寄せつけずに重賞連勝とした。その勝ちっぷりにはC.ルメール騎手が「絶対にG1レベルに行ける」と太鼓判を押したほど。オールカマーで退けた相手たちも、次戦でG1好走やG2勝ちと言葉を裏づけるように活躍している。
血統的な魅力も大きく、ダイナカールに遡る母系は国内屈指のファミリー。祖母イントゥザグルーヴの半弟ルーラーシップは、2012年に香港Cと同舞台のクイーンエリザベス2世Cを勝っている。今回は試金石の一戦ではあるものの、大きな壁を突破してしまいそうな魅力にあふれている。