性齢 | 牡4 |
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父 | Camelot |
母 | Attire |
母の父 | Danehill Dancer |
調教師 | A.オブライエン |
世界屈指の伯楽であるA.オブライエン調教師が、香港Cに管理馬を送り込むのは2019年以降で5年連続となる。2022年まで1頭ずつ出走させ、2019年にマジックワンドがウインブライトと短アタマ差の2着、2020年にはマジカルがノームコアから3/4馬身差の3着。2013年以降の10年で3着以内に好走した欧州勢3頭のうち2頭を輩出してきた。
今年出走するルクセンブルクはG1レース3勝で、同7勝のマジカルに実績こそ劣るものの、素質の面では常に高く評価されてきた。2歳時にクラシックの登竜門であるフューチュリティトロフィーでG1初制覇を飾り、明け3歳の初戦の英2000ギニーでは3着。筋肉系の不調でダービーを断念するも、秋のアイリッシュチャンピオンSではオネスト、ヴァデニといったフランスを代表する同世代の精鋭たちを退け、欧州中距離界に改めて実力を知らしめた。
今年は叩き2戦目のタタソールズGCでベイブリッジやヴァデニを下し3度目のG1制覇。その後はプリンスオブウェールズS(2着)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(4着)と完敗ながらも崩れなく戦い、前走の愛チャンピオンSでもオーギュストロダンに1/2馬身差の2着と好走している。今回は英チャンピオンSを脚の感染症により回避しての遠征だが、その決定から2か月と立て直しの期間は十分。レーティングは出走予定馬の中で首位タイでもあり、当然、怖い1頭になってくる。