香港ヴァーズ 2023/12/10(日) 15:10発走 シャティン競馬場

レース傾向(STATS)

香港における芝2400メートル路線の最高峰、香港ヴァーズ。
昨年は日本のウインマリリンが優勝し、今年も日本から4頭が参戦する。過去10年のデータより、香港ヴァーズのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ウォームハート

    121

  • ジェラルディーナ

    119

  • ジュンコ

    117

  • セニョールトーバ

    115

  • レーベンスティール

    115

  • ゼッフィーロ

    114

  • ウエストウインドブローズ

    113

  • ファイブジーパッチ

    113

  • ラシティブランシュ

    106

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが12月7日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはアイルランドのウォームハートで121、次いでジェラルディーナが119となっている。日本から参戦するレーベンスティールは115、ゼッフィーロは114となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 2 1 7 0% 20% 30%
2 0 0 0 10 0% 0% 0%
3 1 3 0 6 10% 40% 40%
4 2 0 2 6 20% 20% 40%
5 0 2 1 7 0% 20% 30%
6 0 0 1 9 0% 0% 10%
7 2 0 1 7 20% 20% 30%
8 1 1 1 6 11.1% 22.2% 33.3%
9 2 0 0 6 25% 25% 25%
10 1 1 1 5 12.5% 25% 37.5%
11 0 0 1 6 0% 0% 14.3%
12 1 1 0 4 16.7% 33.3% 33.3%
13 0 0 0 4 0% 0% 0%
14 0 0 1 2 0% 0% 33.3%

最も勝利を輩出しているのは4番ゲート、7番ゲート、9番ゲートの2回。連対率・3着内率まで広げると、3番ゲート、12番ゲートも好成績を挙げている。昨年のウインマリリンも3番ゲートだった。

昨年の覇者ウインマリリン(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 2 0 1 9 16.7% 16.7% 25%
4歳 4 7 3 21 11.4% 31.4% 40%
5歳 3 1 4 22 10% 13.3% 26.7%
6歳 1 2 0 22 4% 12% 12%
7歳以上 0 0 2 11 0% 0% 15.4%

4歳が最も勝利を挙げており4勝。連対率、3着内率でも好成績を収めている。日本から参戦する4歳馬、ゼッフィーロにとっては良いデータだ。次いで、5歳の3勝、3歳の2勝と続く。

日本から参戦するゼッフィーロは4歳(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 9 7 8 77 8.9% 15.8% 23.8%
牝馬 1 3 2 8 7.1% 28.6% 42.9%

過去10年は牡馬・セン馬が9勝、牝馬の1勝は昨年のウインマリリンによるものだ。日本から参戦するジェラルディーナは昨年に続き牝馬による制覇となるか?

ジェラルディーナには牝馬による連覇の期待がかかる(Photo by Toru Arita)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 19.4% 44.4% 58.3%
10倍~29.9倍 10% 13.3% 26.7%
30~49.9倍 0% 0% 6.3%
50~99.9倍 0% 0% 0%
100倍以上 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているが、10倍未満で19.4%、次いで10倍~29.9倍が続く。2021年は日本のグローリーヴェイズが1.6倍という圧倒的な人気で優勝した。単勝オッズが50倍を超えた馬は馬券圏内に入っておらず、順当に決まる傾向にある。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。

2021年は日本のグローリーヴェイズが優勝した(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

香港ヴァーズにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ブリーダーズカップターフ(米G1) 3 3 0
ジョッキークラブカップ(香G2) 2 2 2
エリザベス女王杯(日G1) 1 2 0
京都大賞典(日G2) 1 0 1
コックスプレート(豪G1) 1 0 0
天皇賞(秋)(日G1) 1 0 0
オールカマー(日G2) 1 0 0
凱旋門賞(仏G1) 0 1 0
ドラール賞(仏G2) 0 1 0
チャーチルステークス(英L) 0 1 0
ジャパンカップ(日G1) 0 0 1
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米G1) 0 0 1
ジャンロマネ賞(仏G1) 0 0 1
ギヨームドルナノ賞(仏G2) 0 0 1
コンセイユドパリ賞(仏G2) 0 0 1
札幌記念(日G2) 0 0 1
ハンデ戦 0 0 1


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。ブリーダーズカップターフを使った馬が最も多く3回優勝している。他は様々なレースから参戦しており、今年はジョッキークラブカップから3頭が参戦予定だ。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
日本 4 2 2 8 25.0% 37.5% 50.0%
アイルランド 3 1 1 11 18.8% 25.0% 31.3%
香港 2 2 3 31 5.3% 10.5% 18.4%
フランス 1 3 4 10 5.6% 22.2% 44.4%
イギリス 0 2 0 16 0% 11.1% 11.1%
ドイツ 0 0 0 5 0% 0% 0%
オーストラリア 0 0 0 2 0% 0% 0%
シンガポール 0 0 0 1 0% 0% 0%
ニュージーランド 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが日本で4勝。次いでアイルランドが3勝、香港が2勝となっている。今年はアイルランドからウォームハートが参戦するなど、ヨーロッパから3頭が挑戦する。

アイルランドから参戦するウォームハート(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

 

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