ジャックルマロワ賞

Prix Jacques le Marois

2018/08/12(日)23時25分発走 ※出走日時は日本時間

ドーヴィル競馬場

沿革

沿革

ジャックルマロワ賞(G1)
2018年8月12日(日)
フランス ドーヴィル競馬場
芝・直線1600m 3歳以上(セン馬不可)
4歳以上 59.5kg
3歳 56.5kg
(牝馬1.5kg減)

賞金総額:約1億3000万円(100万ユーロ)
1着賞金:約7428万2000円(57万1400ユーロ)
(1ユーロ=130円で換算)

ドーヴィル競馬協会長として「第二帝政スタンド」の再建を主導するなど大きな功績を残し、前年に亡くなったジャックルマロワ伯爵の名を冠して1921年(大正10年)に創設されたジャックルマロワ賞。舞台となるドーヴィル競馬場は「ノルマンディー上陸作戦」で有名なフランス北西部の海岸線に位置するため第二次世界大戦の影響を大きく受け、1940年のレースは中止。1941年から1945年までメゾンラフィット競馬場とロンシャン競馬場で代替開催された。

アメリカのサラトガ開催(ニューヨーク州)と同様に、フランスのドーヴィル開催は真夏の避暑地で行われる名物開催として定着しており、その中で最高賞金を誇るジャックルマロワ賞は夏場のメーンレースという位置づけ。2018年からは賞金総額が一気に30万ユーロ引き上げられて100万ユーロ(約1億3000万円)となり、さらなる強豪集結、レベル向上に期待が集まっている。

ドーヴィル競馬場の直線1600mコースは、ほぼ平坦のためスピードの総合力が問われることで知られ、コースレコードは2000年のG3クインシー賞でマークされた1分32秒80。ジャックルマロワ賞のレースレコードは、1300mのG1モーリストゲスト賞3連覇などスプリント路線を中心に活躍したムーンライトクラウド(2013年)による1分33秒40となっている。

その他のデータでは、外国からの遠征馬は過去96回で12勝、その内訳は英国とUAEが8勝、ドイツ2勝、そして日本(1998年タイキシャトル)とアイルランドが各1勝となっている。また、これまで牝馬は計28勝。最多勝利調教師は1987年、88年に連覇したミエスクなどのF.ブータン氏と2017年アルヴケールなどのA.ファーブル氏が7勝でタイ。最多勝利騎手は6勝のF.ヘッド氏(ミエスクなど)が単独トップで、ヘッド氏は調教師としても3勝を挙げている。