ジャックルマロワ賞

Prix Jacques le Marois

2018/08/12(日)23時25分発走 ※出走日時は日本時間

ドーヴィル競馬場

アルファセントーリ

アルファセントーリ
性齢 牝3
Mastercraftsman
Alpha Lupi
母の父 Rahy
調教師 J.ハリントン

これまでにミエスク(1987年、88年)やゴルディコヴァ(2009年)といった女傑マイラーが勝者に名を連ねてきたジャックルマロワ賞だが、もしかすると、アルファセントーリもこれら歴史的名牝たちに肩を並べる逸材かもしれない。目下、G1レースを3連勝中というばかりか、その内容はレースを重ねるごとに凄みを増している。

G1初制覇となった愛1000ギニーは中団後方を追走し、先に抜け出した相手を捕らえて1馬身3/4差での戴冠。続くG1コロネーションSは自身を含め英愛仏の1000ギニー馬が一堂に会す頂上決戦となったが、6馬身突き抜けて圧勝してみせた。走破時計の1分35秒89はアスコット競馬場のコースレコードを更新し、3日前に同条件で行われた3歳牡馬のセントジェームズパレスS(ウィズアウトパロール)より2秒75も速い。3歳欧州女王の座はもちろん、3歳最強マイラーとも称すべき実力を知らしめた。

そして、前走のファルマスSも逃げて一発のステッキも入らないまま、4馬身1/2差で古馬を一蹴。この3戦で道中の位置を前へ前へと上げる一方、フィニッシュでの余裕を増していることからも能力は底知れない。今回はG1で古馬を含む牡馬と初対戦になるが、世代や性別の壁に跳ね返されるような器ではなさそうだ。

アルファセントーリの競馬データ