キングジョージ6世&
クイーンエリザベスステークス

King George VI And Queen Elizabeth Stakes

2019/7/27(土) 23:40発走

アスコット競馬場

アンソニーヴァンダイク

性齢 牡3
Galileo
Believe'N'Succeed
母の父 Exceed And Excel
調教師 A.オブライエン

世界に「ダービー」とつくレースは数あれど、英国のそれが元祖にして別格。アンソニーヴァンダイクは今年6月にその栄冠を手にした。世界最高峰と称されるレースの1つとして、英ダービーとキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの間には密接な関係がありそうだが、英ダービーを制した馬が同年のキングジョージに出走するのは、2010年のワークフォース以来となる。久々に姿を現す大物が注目を集めるのは自然の成り行きだろう。

その英ダービーは4番人気でのG1初制覇。7頭出しで臨んだA.オブライエン厩舎内の人気順でも3番目に過ぎなかった。しかし、デビューから前走の愛ダービーまでにG1レースだけで5戦と経験豊富ながら、そのうち着外はアメリカ遠征での1戦しかない。また、2歳時のデューハーストステークスでは、先日G1ジャンプラ賞(1400m)を制したトゥーダーンホット、短距離路線で活躍するアドヴァータイズに次ぐ3着とスピードも披露しており総合力は高い。

英ダービー馬のキングジョージ制覇(3歳時)は2001年を最後に途絶えているものの、それを成し遂げたのは厩舎の大先輩にして、アンソニーヴァンダイクの父親でもあるガリレオ。父子制覇で18年ぶりの偉業が達成されても不思議はない。