【香港国際競走】地元関係者が選ぶ今年の信頼できる馬、警戒すべき穴馬を紹介!
2025年12月12日 17:00
12月14日、シャティン競馬場で行われる香港国際競走。香港競馬を熟知する4人の地元関係者に、各レースの予想を聞きました。
東方日報(記者)Ericさん
香港デイリーニュース(カメラマン)Lo Chun Kitさん(以下Kit)
競馬 Fact Check(記者)Woodyさん
星島馬(記者)Amy Chanさん(以下Amy)さん
■香港ヴァーズ
[Eric]
◎ロスアンゼルス:愛ダービー馬。ムーア騎手が再び手綱を取る今回は評価を上げたい。
〇バンドルアワード:距離に実績があり、今季3戦は走るごとに着差を詰めてきた。狙い澄ましたローテーションの印象。
△ソジー:前走凱旋門賞3着で末脚強烈。軽視禁物の一頭。
[Kit]
◎ジアヴェロット:昨年の香港ヴァーズの覇者です。前走のG1凱旋門賞は重い馬場が合わず4着だったが、良馬場なら期待できます。
〇ソジー :今年はガネー賞、イスパーン賞とG1連勝。凱旋門賞で3着と力を示している。
△アルリファー:今年カラCと愛セントレジャー優勝。7カ国で走った経験があり、軽視できない。
[Woody]
◎ジアヴェロット:昨年のこのレースの覇者。近走はG1・凱旋門賞で4着だったこともあり、今年も好走する可能性がある。
〇ロスアンゼルス:過去4走は着順が悪く、調整段階にあるようだが、状態が戻れば撒き返しもある。
△ソジー:今年は5戦して2勝、2着1回、3着1回。いずれもG1。堅実な成績だ。
[Amy]
◎ジアヴェロット:昨年の覇者。前走の凱旋門賞では4着と善戦して、今回も調教内容は悪くない。
〇ゴリアット:今年のバーデン大賞の勝ち馬。相性抜群のスミヨン騎手への乗り替わりもプラス材料。侮れない一頭。
△カーインジェネレーション:前走のジョッキークラブカップでは長期休養明けかつ大きな不利がありながら3着。ここでも一発があって不思議ではない。
■香港スプリント
[Eric]
◎カーインライジング:状態はピーク。相手を寄せつけない。
〇ファストネットワーク:マクドナルド騎手でワンランク上へ。連対の可能性は極めて高い。
△トモダチココロエ:今季好調で、7歳にして再び輝きを見せている。
[Kit]
◎カーインライジン:香港年度代表馬、豪州のジ・エベレストも完勝し、世界最強スプリンターです。
〇サトノレーヴ:昨年の香港スプリント3着、今年のチェアマンズスプリントプライズでも2着、馬券圏内を狙える存在。
△ファストネットワーク:今シーズンはG3で重賞初勝利、上位争いは十分ありそうな一頭です。
[Woody]
◎カーインライジング:この距離の現チャンピオン。15連勝中と向かう所敵なし。絶好調で負ける要素がない。
〇サトノレーヴ: 昨年はこのレースで3着。G1 ・4戦で1勝、2着2回は頼もしい実績。
△ファストネットワーク: 過去3回のG1レースでは1勝、2着1回。上位入線に向けて絶好調だ。
[Amy]
◎カーインライジング:充実期を迎える香港のスプリント王。連覇濃厚。
〇ウインカーネリアン:前走・スプリンターズSで大波乱を巻き起こし、驚きを与えた。今回も一発があっても良い。
△サトノレーヴ:近走のG1戦線では安定した走り。ムーア騎手とのコンビで存在感を見せて欲しい。
■香港マイル
[Eric]
◎ヴォイッジバブル :状態申し分なく、連覇は難しくない。
〇マイウィッシュ :着実に力をつけており、まだ底を見せていない。
△エンブロイダリー :自在性高く、追い切りも鋭い動き。
[Kit]
◎エンブロイダリー: 桜花賞/秋華賞の二冠馬。斤量の軽い3歳馬が有利となり、父アドマイヤマーズに続く父子制覇のチャンスも期待できます。
〇ソウルラッシュ :ドバイターフでロマンチックウォリアーを倒した。今回は期待します。
△ギャラクシーパッチ:香港ダービー2着、先月前哨戦のG2ジョッキークラブマイルを快勝した。今回も上位争いとなりそうです。
[Woody]
◎ヴォイッジバブル:現在のマイル路線のチャンピオン。前走2着と好調さを取り戻し、絶好のタイミングで本番を向かえられる。復調の兆し大。
〇マイウィッシュ:今季は8戦3勝2着2回と安定感は抜群。前走は惜敗したものの、依然として好調を維持している。
△エンブロイダリー:今季は4戦3勝(うちG1で2勝)。負けたオークスは明らかに距離が合わなかった。トップクラスの実力で臨む。
[Amy]
◎マイウィッシュ:それなりに成績は安定しているので自身の力を発揮できればタイトルを狙える。
○ヴォイッジバブル:昨シーズンの三冠馬であり、同レースの覇者。連覇を狙える力は十分。
△ソウルラッシュ:中距離での能力は非常に高い。本命馬に隙があれば台頭する可能もある。
■香港カップ
[Eric]
◎ロマンチックウォリアー: 2000mでは最強クラス。4連覇に向けて視界良好。
〇ガレン:安定感があり、粘り腰も強い。馬券圏内濃厚。
△ストレートアロン: 近走に驚きの好走あり。穴として狙い目。
[Kit]
◎ロマンチックウォリアー:前走の復帰戦を快勝。4連覇へ向けて順調です。
〇キジサナ:2025年シーズン開幕後に3連勝を挙げ、フランスで2000mと2100mのレースを制覇。前走のG1英チャンピオンズフィリーズ&メアズSで3着と善戦した。今回は得意の2000m戦に戻り、展開次第で上位が狙える。
△ベラジオオペラ: 大阪杯を連覇しているように2000mがベスト。
[Woody]
◎ロマンチックウォリアー: 3年連続で香港カップのタイトルを獲得している絶対王者。4連覇は十分に狙える。
〇ローシャムパーク:昨年は同レースで8着。今季は3戦して全て着外だが、復調すれば上位争いに入るかも。
△キジサナ:今季は5戦3勝、3着1回(うちG1は1着)。凱旋門賞は敗れたが、常に好調を維持している。
[Amy]
◎ロマンチックウォリアー:長期休養と手術明けでもジョッキークラブカップを楽勝。叩き2走目でさらに良化確実。ここでも不動の大本命。
〇ベラジオオペラ:今年2戦とも優秀な内容。スタミナも十分で得意な2000mなら楽しみ。
△キジサナ :機動力のある牝馬。展開が向けば上位争いの可能性もある。
