米G1サンタアニタハンデキャップ（4歳以上、ダート10ハロン）が現地5日にサンタアニタパーク競馬場で7頭により争われ、1番人気のエクスプレストレインと3番人気のウォラントが直線で一騎打ちを展開。エクスプレストレインがアタマ差で激闘を制した。

　レースは各馬がお互いの出方を探るような序盤から向正面で隊列が決まり、ウォラントが逃げ馬から1馬身離れず2番手、差なく外3、4番手でエクスプレストレインが続く。7頭のうち6頭が4馬身圏内の一団で進むと、エクスプレストレインの動きに呼応してウォラントも仕掛け、最終コーナーから一騎打ちに。直線入口で前に出たエクスプレストレインを半ばでウォラントが差し返し、さらにゴール前でエクスプレストレインが再逆転する名勝負が演じられた。さらに9馬身離れた3着には2番人気のスティレトボーイが続いている。

　エクスプレストレインは昨年暮れのG2サンアントニオステークスから重賞3連勝でG1初制覇。昨年のサンタアニタHではゴール前の差し切りで惜敗しており雪辱を果たす結果となった。これで重賞は通算5勝目としている。